ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

こもる場所があると安心する次男

 

小3の5月から不登校になった次男と、それに引きずられるように登校を渋るようになった長男。

1年間の別室登校を経て、5年生の現在は特別支援学級に在籍しています。

 

始業式翌日の朝は

 

支援級2日目。

次男は朝から登校しました。

学活と図工があるそうです。

 

長男は少し遅れて3時間目の前に登校。

表情が硬く、教室の前で足が止まってしまいました。

 

ちょうど休み時間だったため、自分のクラスはスルーして、とりあえず次男のクラスへ。

(先生から休み時間に次男のところへ行って良いと言われています)

別室登校の時から仲良しの2つ下の女の子と仲良く遊んでいた次男に合流しました。

長男にとっても安心できるお友達です。

 

次の授業が始まる時間になっても、自分のクラスになかなか行こうとしない長男・・・。

先生が「次の図工、ここでやる?」と声を掛けて下さいましたが、

 

そんなにフリーダムなの?

クラス分けた意味、ある?

 

と、私の方が気になる。

長男の気持ちはそれで落ち着くかもしれないけど、次男は邪魔されたくないだろうし、他の子にも迷惑だし。

図工の画用紙だけ貰って帰る方向で長男に声をかけました。

 

大好きな図工、こもりたい次男

 

図工の授業が始まっている次男は、長男に目もくれず先生の話を一生懸命聞いていました。

その日の課題は、好きなものを絵に描くこと。

 

画用紙を取ってきた次男は、

 

う~ん・・・見られるのイヤだな。

 

とひとこと。

パーティションが置いてある教室の隅に机を運び、一人こもって課題に取り掛かりました。

 

次男は絵を描くのが大好きです。

工作も好き、図工大好きです。

家でもしょっちゅう何か描いたり作ったり、そういう時の集中力には感心します。

 

でも、過程を見られるのが嫌い。

家でも大抵「見ちゃダメ!!」と予防線を張ってきます。

 

学校というところは「見ちゃダメ!!」が通用しないところだと次男はわかっています。

でも、見られていると思うと、自分の力が発揮できない。

自分を表現できない。

そういうところも辛かったのだと思います。

 

でも、「見ちゃダメ!!」を認めてもらえるのが支援級。

パーティションの向こうで、絵を描くことに没頭できたんじゃないかな。

 完成品を見るのが楽しみです♪