ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

思うとおりに動けないことが苦しい

 

小3の5月から不登校になった次男と、それに引きずられるように登校を渋るようになった長男。

1年間の別室登校を経て、5年生の現在は特別支援学級に在籍しています。

 

新年度、3日登校して休校へ

 

世界中を震撼させている新型コロナウイルスの影響により、うちの市もGW明けまで休校となります。

うちは緊急事態宣言が出ている地域ではありませんが、宣言が出ている地域に隣接しているし、うちの市にも数名の感染者がいます。

欧米など世界中の状況を鑑みると、休校になるのは当然。

お昼ご飯作るの面倒だけど、私の一人時間もなくなるけど、文句は言えません。

 

息子たちはおうち生活が長くなることも全然平気です。

学校にほとんど行っていなかった時は、毎日おうち生活でしたから。

2人とも学校が嫌いとは言いません。

でも、行きたいというわけでもありません・・・。

テレビのインタビューで「学校に行きたい」と言っているお子さんを見ると、いいなぁと羨む自分がいます。

 

体育の授業、やる気のある次男と気が乗らない長男

 

体育の授業がありました。

支援級の体育は、どうやら知的クラスも含めて合同でやるようです。

となると、次男と一緒がいい長男は喜ぶだろうけれど、普通級並みの人数になる。

大丈夫かな。

 

次男は朝から登校し、体育でドッヂボールをやるのを楽しみにしていました。

一方の長男は、体育に間に合うように登校したけれど、どうにもこうにも気が乗らない様子。

先生も見学でOKと言って下さったので、もうあとは長男の判断に任せて私は帰宅しました。

 

思うとおりに動けないことが苦しい

 

下校の時刻に2人を迎えに行くと、次男が気落ちした様子で車に乗り込んできました。

 

どうやら、楽しみにしていた体育が辛いものになってしまったみたいです。

次男の説明によると

 

・思ったより人が多かった

・最初はがんばったけど、お腹が痛くなって泣いてしまった

・ドッヂボールもできなかった

・次の時間の算数のプリントも、具合が悪くてほとんどできなかった

 

ということでした。

う~ん・・・。

 

集団が苦手な次男にとって、普通級と同程度の人数の中で活動することはやっぱり難しいようです。

ドッヂボールを楽しみにしていたから、最初は我慢したんだね。

次男の頭の中は、挫折感でいっぱいだったと思います。

 

やりたいと思っていたことができなかった。

なんで自分にはできないんだろう。

みんなできるのに、自分もやりたいのに。

 

思う通りに動けないのって苦しい。

自分の意思でどうにもならないのだと思います。

 

でも、3年生で不登校になって以来、体育の授業の見学すらしたことがなかった次男。

(4年生の運動会はなぜか参加しましたが)

体育の授業に参加したというだけで、すごいことだと思います。

 

学校側もまだ手探り

 

担任の先生によると、知的クラスと合同で体育をやったのは試験的なものだそうです。

ひとまずやってみて課題を出していきます、とのことでした。

次男のことは課題のひとつとして挙がることでしょう。

 

次男のクラスの先生は、何度も

「ご家庭の意見も伺って進めていきますね」

と言って下さいます。

基本的には、ありのままの息子たちを見て、プロである先生方に対応を考えてもらえば良いと思っています。

でも、息子たちを誰よりも見ている保護者の意見を尊重してもらえるのはありがたいですね。

みんなが安心して参加できる形にしてもらえたらいいな。

 

ちなみに体育に気が乗らないと言っていた長男は、楽しく参加してきたそうです♪