次男はHSC(ひと一倍敏感な子)で、些細な表情の変化や、言葉の裏にある真意なんかを敏感に察知します。
察知したものをネガティブに受け止めてしまいがちなため、本当に生きづらそうです。
やりたいことがないという次男
次男はさすがに家にいるのが暇になってきたのか「やりたいことがない」とウロウロ。
私にまとわりついて、「何すればいい?」と聞いてきます。
こういう時、どうしてもイラっとする。
やらなきゃいけないこと、色々あるでしょ?
登校日だし学校いけば?
勉強したら?
運動したら?
それがイヤなら、好きなことしなよ。
心の中では言うけど、全部NGワード。
言わなくても次男には伝わっていると思う。
伝わっているとは思うけど、それを口に出すと次男を潰してしまうことになるのを嫌というほど知っています。
自分に余裕がなくて全部口に出してしまい、次男を傷つけてしまったことも何度もある。
やらなきゃいけないことはあるけど、やりたいことがない。
次男は、元気な時なら工作したり、絵を描いたり、長男と遊んだり、やりたいことを見つけて楽しめる子です。
張り切ってお手伝いをしてくれることもあります。
「やりたいことがない」=「ゲームがやりたい」=「ほかのことはやりたくない」
なんだけど、気持ちが落ちている時の次男は、それをはっきり口にすることもできません。
多分、登校日だけど行けなくて、モヤモヤして、ゲームで発散したいんだろうな。
5月になってからは学校の課題も少し増えて(全然少ない方だとは思いますが)、「やらなきゃ」「がんばらなきゃ」っていう気持ちがあるんだろうな。
夫と私の認識の違い
私はこういう時の次男を見ると、イラっとしつつも、ゲームをやって気分が晴れればいいなと思います。
それがお互いのためだと思う。
1時間でもゲームをやって気持ちが上向きになれば、勉強してみようかな?運動してみようかな?という切り替えもできるので。
でも、夫はこういう時、頑なにゲームをさせません。
勉強終わってないでしょ。
お手伝いもしてないでしょ。
何か頑張ったの?
勉強やお手伝いなど、面倒な用事を済ませてからゲームをやって欲しいという夫の気持ちはよーくわかります。
私自身もそういうタイプだし、子供たちにも出来ればそうして欲しいです。
でもね、そう杓子定規にいかないことがあるから、困っているわけで。
正論で追い詰めても上手くいくことはないんです。
夫は次男の気持ちを受け止めるということをせず、出かけて行ってしまいました。
折れてゲームをやることを認めろと言うわけではありません。
でも、「そっかぁ、今日は朝からゲームやりたいのかぁ」って気持ちを受け止めることはして欲しい。
そのうえで「何かひとつでも勉強したらね」とか、「今我慢できたら時間を15分増やすよ」とか譲歩してあげれば、少しはやる気も出るのに。
夫が出掛けてしまってから、次男、大号泣。
これでも我慢してるのに。
やる気を出すためにゲームをやりたいのに。
そういう気持ちが、涙になってポロポロ溢れていました。
こうなってしまうと、しばらく泣かせておくのが気持ちを落ち着かせる近道。
落ち着いたら一緒に庭で遊ぼうかなと考えていたところ、
「ゲームできないくらいで普通泣く? ちょっとは我慢しなよ」
我関せずとタブレットでマイペースに勉強していた長男から、正論すぎる止めの一撃・・・。
時々あります、こういうこと。
次男の気持ちが落ちている時に、夫が頭ごなしに否定し、長男が正論で追い詰める。
次男の自己肯定感はますます低くなり、ちょっとイラつきつつも受け止めようとしていた私の努力も報われず。
このやるせない気持ちに、とても疲れた一日でした。