ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

こだわりを捨てるって難しい

昨日は学校をお休みして児童精神科を受診してきました。

 

私は結局、子どもたちを「名前で呼んでください」とは言えず・・・。

でも、子どもたちも先生に対して嫌な印象は抱いていないようなので良しとします。

 

eco-hs-o.hatenablog.com

 

次男、ちゃんとお話できました 

 

今日の受診のメインは次男です。

 

先月の診察では先生の前で一言も口をきかなかった次男、今日はしっかりと受け答えしていました。

途中からは先生と次男だけで。

先生は、私が同席していない方が次男が自分の気持ちを話しやすいだろうと判断したのかもしれません。

私もそう思います。 

次男が先生と話している間、私は待合室で待っていました。

次男が心配でたまらない長男と、心配していないふりをする私。

 

長男「ねー、話長くない?」

eco「長いね」

長男「あの子、家に帰ったら絶対泣くよ。ストレスで」

eco「うーん、まぁそうかもね」

長男「ママ、行って止めてきなよ」

eco「いやいや、必要があるからお話してるわけだし、

  次男が話せてなかったらもう終わってると思うよ」

 

とにかく次男が心配でたまらない長男に笑えてきました。

たぶん、次男はひとりになると、長男が思っているよりもずっとしっかり者だと思うよ。

 

結局、先生と次男のお話は20分ほど続きました。 

どんな話をしたのかはあえて聞いていません。

話し終わって部屋から出てきた時も、家に帰ってからも、ストレスで疲れ果てたという感じではなかったので安心しました。

 

簡単に学校以外の選択肢と言うけど

 

4月の診察では、次男は過剰適応の状態だろうということでした。

今回は、じゃあ何がそんなに不安なの? という点を探りたかったようです。

先生から見た次男はこんな感じだそうです。

 

・自分の気持ちを話すのが極度に苦手。

・対人関係の不安が最も強い。聴覚過敏、勉強に対する不安もある。

・完璧主義な面がある(けれど出来ない)

 

心理検査(WISC)の結果に凸凹がないことからも、土台の部分はしっかりしている。

話してみると、真面目でしっかりしていることがわかるそうです。

 

Dr.「そもそも学校という枠組みが合わないのでは。」

Dr.「こういう子は、学びの場は学校だけではない、

  学校以外の選択肢もあるのだとわかれば、

  あっさり上手くいく可能性があるかも。」

 

そうなんです。わかっています。

私も次男が不登校になった時から、ずっと同じことを考えていました。

フリースクール適応指導教室、ホームエデュケーションなどの道がある今、学校にこだわらない方が次男にとっては良いことなのかも。

 

次男ひとりだけだったら、私は学校以外の道を模索していたと思います。

そうしなかったのは、長男がいるから。

長男は決して納得しないだろうし、同じ道を選ぼうとすると思います。

次男のことだけ考えれば良いのなら選択できたかもしれないことも、2人となると簡単には選択できない。

 

次男に最良の道、長男に最良の道を選んだ時に考え得る不都合が次々に頭に浮かんできて、堂々巡りです。

こだわりを捨て去るってとてつもなく難しい。