ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

「まぁいっか」は魔法の言葉

ようやく金曜日ですね。

1日1~3時間程度の登校でも、金曜日ともなると子どもたちはすごく疲れている様子。

昨日の夕方は長男が頭痛を訴え、今朝は次男が腹痛。

身体に症状が出るということは、無理をしているということかも。

今日はどうするんだろう。

 

イメージ通りにできなかったプラバン

 

朝から熱心にプラバンを製作していた次男。

プラバン作りは、もはや次男の趣味です。

今までにプラバンにいくら費やしたんだろう・・・っていうくらい。

製作中の横顔は、まるで職人さんみたい。

 

ここ数日は『鬼滅の刃』の主要キャラクターを作っていて、丁寧に絵を写していました。

11体くらいがようやく描き終わり、キレイに切って、色の塗り忘れがないかチェック。

次は次男が一番楽しみな焼く作業。

私はいつもトースターからプラバンを取り出すところだけ手伝います。

 

ところが、1体目、2体目を焼いたところで

 

次男「なんか、横長だよ・・・」

eco「うーん、確かに。もう少し焼いてみる?」

 

焼き時間を少し長くしてみても、ちょっと横長なのは変わらず。

 

eco「横長は横長で、かわいくない?」

次男「ダメだよ、こんなの! 失敗だよ!!!」

 

あ~・・・、火に油を注いでしまった。

 

それからは、もう止まらない次男。

 

次男「あんなに頑張って描いたのに!

   みんな無駄になっちゃった。 

   なんで? ひどいよ!!」

   

テーブルにつっぷして大号泣。

 

原因はプラバンの縦方向と横方向の収縮率の違い。

つまり、次男の失敗ではない。

そもそも、そういうものなのです。

 

敢えて言うならば、いつも買っているのとは違うプラバンを使ったのが原因だと思います。

外出自粛生活で、暇つぶしにプラバンを購入した人が多かったのでしょう。

いつも買っているプラバンが手に入らなかったんです。

メーカーが違えば、収縮率に違いがあっても全然おかしくありません。

今まで、これほど縦横比が大きく違ったことはなかったし。

 

 

気持ちはわかるけど、そんなことで泣かれても・・・。

 

次男は絵を描いた時点での出来にすごく満足していて、

焼きあがった状態を鮮明にイメージしていて、

でも実際の出来上がりはイメージと違ったのでしょう。

 

次男のこういうところに、すごく手を焼くことがあります。

誰が悪いわけでもない、改善しようにもどうしようもない。

そういうものだよね、仕方ないね、って受け入れるまでに時間がかかります。

 

長男はこだわりの強さがあり自閉スペクトラム症と診断されたけど、こだわりの強さで言ったら次男も負けていないのでは・・・。

でも、心理検査で凸凹のない次男は発達障害ではないと言われるんですよね。

 

次男の考え方の癖を直したい

 

ともかく、次男の考え方の癖は直していきたい点だと思っています。

ちょっとの失敗で、全てを否定的に捉えてしまうところ。

この考え方、本人にとって何も良いことはない気がします。

 

「横長になっちゃったけど、これはこれで可愛い」

「縦と横の収縮率が違うこともあるから、いつものプラバンを使うようにしよう」

「いくら丁寧に作っても上手くいかないこともあると心得ておく」

 

「まぁいっか」と思えれば、心が軽くなるんです。

適当に聞こえるし、無責任にも思えるけれど、次男のような子には魔法の言葉だと思います。

完璧にできるようにすることよりも、「まぁいっか」と思える方が、ずっと大事なことかも。

 

次男の気持ちが落ち着いたら、話をしてみようと思います。