月に1回くらいですが、休日の朝、早起きをしてひとり時間を楽しみます。
こみみの朝のお世話をして、朝ご飯をささっと作ってから、コーヒーを飲みながら読書したり、PCを開いたり、録画してあったドラマを観たり。
静かで幸せ。
書籍の紹介
最近読んだ本です。
僕は発達凸凹の大学生 「発達障害」を超えて [ 山田 隆一 ]
- 価格: 1760 円
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子供たちが不登校、登校渋りになってからというもの、不登校、HSC、発達障害などの関連書籍をいくつも読んできました。
でも私、指南書というものがあまり好きではありません。
著者が信念を持って書いた迷いのないもの(指南書)より、生の体験が綴られ、迷いや葛藤が伝わってくるブログ等の方が好きです。
共感できるし、学ぶこともたくさんあります。
それでも、藁にもすがる思いの時には、あまり好きではない指南書も色々読んできたのですが。
この本は、自閉スペクトラム症当事者による手記です。
時系列でストーリー仕立てになっています。
巻末には主治医による検査結果等の解説もついています。
当事者による手記なので、指南書というよりも読み物という色合いが濃くて、私にはすごく読み易かったです。
この著者は知能が非常に高くて洞察力もあり、自分が「できない」ことをよく知っている。
自分が周りと少し違うことを理解できてしまう故の辛さがあるそうなのです。
長男はこんな感じなのかもしれない・・・。
「発達障害ってなに?」
長男は発達に凸凹があり、自閉スペクトラム症と診断されています。
この本の著者と同じです。
知能検査による凸凹具合は異なりますが、この著者と同じように凸の部分の能力が非常に高い一方で、凹の部分が著しく低いです。
(長男の場合、ワーキングメモリが極端に低い。)
こだわりが強く、集団が苦手で、急なことへの対応ができない。
この著者は好奇心旺盛で、語学力の才能があり、洞察力にも優れている方です。
なにより自分を客観視できているため、凹の部分を補える生き方を模索することができている。
発達の凸凹が必ずしもハンデではないと教えてくれました。
この本は、長男がもう少し大きくなったら、ぜひ読んで欲しい。
私が読んでいる最中にも、長男は興味を示していました。
長男「この本、どんな本?」
eco「得意なことと苦手なことの差がすごく大きい人の本だよ」
長男「発達障害ってなに?」
eco「得意なことと苦手なことの差がすごく大きいこと・・・かな。
誰でも得意と苦手ってあるでしょ?
でも、それが極端で、困りごとがあったりするんだって」
長男「ふ~ん・・・ちょっと興味ある」
長男には診断を受けたことは話していませんが、自分にも得意と苦手があり、みんなと何か違うということは感じていると思います。
いずれ診断のことをカミングアウトする時に、この本が助けになってくれるかもしれません。
タイトルを見て何気なく図書館で予約した本、思いがけない良書でした。