ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男が不登校になった一因? 集団登校

「明日から早く起きることにする。6時に起こして」

昨晩、次男が急に言い出しました。

「すぐカーテンを開けて、顔を洗えば目が覚めるよね」

 

今朝、約束通り6時に起こすと、ちゃんと起きた!

寝起きからてきぱき動く次男。

なんと朝ごはんを用意してくれて、6時半には長男を起こしに行き、久しぶりに3人揃って朝ごはんを食べました。

 

だからといって朝から学校に行くわけではないけど。

明日も早起きするのかな?

 

朝早すぎる集団登校

 

我が家は学区の境界にあります。

見かける小学生はほぼ隣の学校の子、5分ほど歩かないと同じ学校の子はいません。

 

学校までは約3km。

1・2年生はバス通学が許可されおり、3年生からは徒歩で集団登校です。

 

小学校の始業時間は8時です。

でも、始業までにランドセルの中身を出し、宿題を提出、計画帳に翌日の予定を書き込む。

1~2時間目に体育があれば体操服に着替える。

などなど、やることがいっぱい。

そのため、7時45分には集団登校を完了し、7時50分には教室に入るように指導されているようです。

 

学校から遠い登校班は、時間に遅れないように、出発時間も早めに設定されています。

うちの場合は、集合時間が6時55分。

3年生当時、双子が家を出発するのは、6時50分でした。

聞いた話では、だいたい7時35分~40分くらいに学校に着くそう。

始業時間は8時なのに、早いですよね。

 

6年生の班長が先導する集団登校は、3年生にとってはついていくのが大変なくらいのスピードです。

2列に並んで黙々と45分間も通学路を歩く。

途中、日陰もなく、水分補給のために止まることもありません。

おしゃべりする余裕もない。

息が詰まるの、わかります。

 

3年生の4月から双子も集団登校するようになって、GWが明けて間もなく、次男は力尽きました。

 

不登校の一因は集団登校?

 

ただでさえ集団が苦手な子が、始業よりも1時間も前から集団活動をしていたのです。

 

途中で遅れてはいけない。

疲れても休めない。

水分補給もできない。

途中でお腹が痛くなっても、トイレにも行けない。

GW前後であっても、日陰のない道では体力を奪われ、学校に着く頃にはもうクタクタ。

そこから学校生活が始まる。

 

どれだけの不安とプレッシャーを抱えて登校していたんだろう。

私はこの集団登校がいかに大変か、完全に軽く考えていました。

 

3年生になったのだから大丈夫。

みんな頑張れているのだから頑張れる。

すぐ慣れるだろう。

 

でも、そうじゃない子もいるのです。

もっと早く、気づいてあげれば良かった…。

今となっては悔やまれることばかりです。

 

次男が不登校になった理由ははっきりとはわかりませんが、原因のひとつにこの集団登校があるのではないかと考えています。