ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

「周囲からわかりづらいタイプの自閉スペクトラム症」と言われた長男

今朝も早起きした次男、今日は図工の授業に合わせてご機嫌に登校しました。

最近、支援級の2つ年下の男の子と仲良くなってきたそうです。

年上とも年下とも仲良くできる次男。

今日は昨年度の別室登校で一緒だった2つ上の女の子(現在中1)が小学校に来ていたそうで、「元気そうだった!」と嬉しそうに話してくれました。

 

慣れるまでに時間はかかるけれど、少人数の支援級でお友達ともじっくり関わることで、少しずつ安心が積み重なっていくといいな。

 

進歩がないってモヤモヤする

最近の長男は、給食の前に登校し、お迎えの時間は次男に合わせるというパターンが続いています。

つまり、次男が下校までがんばろうとすればがんばるし、次男が給食後に帰ると言えば、長男も帰る・・・。

次男が欠席の日も、給食だけ食べて帰る・・・。

その状態で安定していると言えば安定しています。

 

本人的には、これでも十分がんばっている・・・のかな。

なんだか、わからなくなってきました。

 

自分の意思で「この授業に出たい」とか、「今日はがんばれそう」とか、そういう意欲は全く感じられません。

逆に、次男のように「今日はどうしてもしんどいから休みたい」ということもない。

ずーっと低空飛行な感じ。

 

進歩がない。

進展がない。

向上心がない。

 

長男がどう考えているのかわからず、モヤモヤしてしまいます。

 

「こんなに頑張れる子なのに、どうして?」

色々なことが出来る能力は持っているため、周囲は出来るだろう、がんばれるだろうと期待する。

でも、長男には長男なりの困難や理由があって辛い。

そして、それを上手く説明することができない。

周囲には長男のがんばりが伝わらない。

向上心がないように見える。

ただただ楽な道を選んでいるだけに見えてしまう。

 

長男は全てにおいて自分の意思やがんばりが見えにくいわけではなく、興味のあることなら周囲が驚くほどの熱意と努力を見せます。

 

4年生までがんばっていたサッカーでは、誰よりもリフティングの練習をがんばって、チームで唯一200回を超えていた。

 

昨年度の別室登校中、こみみとのエピソードやうさぎの生態についてまとめた「うさぎの説明書」は、そのまま自由研究になるレベルだと先生方の評判になったらしい。

A3の画用紙いっぱいに、なんと18枚も書きました。

 

このギャップが、

「こんなに頑張れる子なのに、どうして?」

と感じさせるのだと思います。

 

児童精神科で「非常に周囲からわかりづらいタイプの自閉スペクトラム症」と言われたのは、こういうことなのかもしれません。

 

・・・だとしたら、辛い。

 

親の私でさえ理解に苦しみモヤモヤすることを、他人に理解しろというのは無理な話ですよね。

長男をもっと知りたいです。