ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

「自分が好きなものじゃ意味がないよ」

 

長男が5年生の道徳の教科書を眺めていて、星野富弘さんのことを紹介しているページを発見しました。

数日前に私が「星野富弘さんの詩画展に行きたいなぁ」と話していたのを覚えていて、興味を持ったようです。

 

長男とは理科が好きとか、本が好きとか、色々共通項が多いんだけど、なんとなく感性が似ているのは次男かなと思っていました。

案外、感性も似ているのかも。

私の興味があるものに、長男が興味を持ってくれて嬉しいです。

 

星野富弘詩画集ネット

https://tomihiro.net/

 

自分の考えでやりたい次男

 

1学期の終わりに、支援級合同でお楽しみ会をやるそうです。

 

お楽しみ会では、1人から3人のグループで簡単なレクリエーションを用意します。

なぞなぞ、ボーリング、輪投げ、宝探し、シルエット当てクイズ・・・辺りが定番のようです。

 

そういう企画が大好きな次男は、誰かとグループになることはなく一人でやりたい。

しかも「定番はイヤ」というこだわりよう。 

まだ1ヵ月も先なのに、企画を考えて、準備を始めています。

 

そういうことを考えるのが苦手な子のために、先生がいくつか選択肢を用意してくれたようで

次男「ぼくはキャラクター当てクイズをやるんだ。

   でも、なんか面白くないなぁ・・・」

と話していました。

次男の中では、キャラクター当てクイズも定番なのでしょうね。

みんなが知っていそうなキャラクターを書き出してしばらく考えたあげく、

次男「やめた! ちがうのにする」

だそうです。

 

「自分が好きなものじゃ意味がないよ」

 

そこで次男が考えたのは「メッセージカードづくりコーナー」です。

色画用紙の台紙に、折り紙で作ったパーツを自由に貼ってもらい、メッセージを書き込んでもらう。

メッセージは家族やお友達や先生など、誰に宛ててもOK。

 

eco「それはいいアイデアかもね。

  ゲームとかクイズをやるグループが多いだろうから、

  みんなにはない発想かも」

次男「でしょ~!」

とても得意げな顔の次男。

 

次男の主な準備は、折り紙で色々なパーツを作ることだそうです。

どんなものを作ろうか悩んでいたので、

eco「次男の得意なものとか、好きなものでいいんじゃない?」

と言ってみたところ、

次男「自分が好きなものじゃ意味がないよ!

   みんなが喜ぶものじゃなきゃ。

   メッセージカードだって、相手の喜ぶものを作りたいでしょ」

と怒られてしまいました。

 

そうだよね・・・余計なことを言いました。

すごい正論で返されました。

 

次男は、相手を喜ばせたい、楽しませたいという気持ちが強い子です。

相手の立場、相手の好みを考えることが当たり前にできる。

それって素敵なことだけど、相手のことばかり考えて辛くなってしまわないようにね。

 

余計な口出しはしないで、どんなものを用意するのか、私も楽しみにしたいと思います。