日曜日の午後は、実家の母に電話して1時間ほどお喋りします。
子どもたちの話や最近読んだ本の話、ドラマや映画の話、他愛もない話をしていると、1時間はあっという間。
母は私の良き理解者で、子どもたちのことも温かく見守ってくれる存在です。
日曜日の1時間のおかげで、また1週間がんばろうと思えます。
【書籍】15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることからぼくにしかできないことへ
いつもコメントを下さるNicomamaさんのブログで紹介されていたので、読んでみた本です。
読み物としても面白かったし、色々考えさせられました。
本の内容としては、著者の岩野響さんご本人、お母さん、お父さんの視点で語られています。
ご両親の見守る姿勢が温かい。
ひとつのことにのめり込んで才能を発揮する人って、その人の能力や努力はもちろんあるのだけど、周囲の理解や支えによるものも大きいですね。
子どもを一人の人間として尊重するというのがどういうことか、すごく考えさせられました。
子どもの才能の芽を育てるって、難しい。
子どもが興味を示したことに、つい親がブレーキをかけてしまったり、気づいたら手綱を握ってしまっていたり。
無意識のうちに、いつの間にか才能の芽を摘んでしまうことって、すごく多いんじゃないかな。
私もきっとそんな母親だったのだと思います。
子どもたちが学校に行けなくなり、特性がわかってきて、私も母としてようやく学び始めたところ、スタート地点にいると思っています。
まだまだ発展途上です。
これからだって何度も間違うと思うけど、その度に軌道修正できる柔軟さが欲しいです。
集団に入るのが苦手で、周囲のペースに合わせることが苦手な双子。
将来、普通に会社勤めをするという想像は、今のところできません。
かといって、私も夫も会社という組織にしか勤めたことがなく、好きなことを仕事にしてフリーランスで生計を立てるとかは全くの未知の世界です。
でも、「未知の世界だから」を言い訳にしていては、前に進めない。
自分でお金を稼いで、自分の足で歩いていくために、できること、やりたいことを見つけて欲しいです。
著者の岩野響さんが経営するコーヒー屋さん、HORIZON LABOを検索したら、今はなんと表参道にお店を構えているそうです。
すごい。HPもおしゃれ。
きっと原点は変わらなくて、彼だけに作れるこだわりぬいたコーヒーを提供しているのでしょうね。
響さんのコーヒーを飲んでみたくなりました。