ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

達成感と疲労感

今日の双子は、最近では珍しいくらい頑張って登校しました。

次男は3時間目から5時間目。

長男は4時間目から5時間目。

 

特に次男は3時間も授業を受けたのは久しぶりです。

今まで受けたがらなかった理科の授業も、初めて受けてきたそうです。

 

きっかけはパパの一言

 

昨晩、夫が双子に話をしていました。

「明日、パパとママは新しいエアコンを買いにいきたいんだ。数時間でも学校に行ってくれると安心なんだけど」

 

我が家のLDKのエアコンが1台壊れて動かなくなってしまいました。

LDKは暑さ寒さに弱いうさぎのこみみの生活圏なので、エアコンが必須です。

今はもう1台のエアコンが稼働していますが、こちらも壊れないという保証はないので、1台新調することにしました。

 

次男「ぼく、がんばれるよ」

こういう時、とても聞き分けが良い次男。

長男は渋々といった感じで「わかったよ」と言っていました。

 

昨日の言葉通り、3時間目の前に次男はすんなり登校。

次男が出掛けた後も長男は「行きたくない」と言っていましたが、自分で気持ちを切り替えることができました。

 

達成感と疲労

 

新しいエアコンを無事に決め、14時半に双子をお迎えに行くと

次男「ぼく頑張ったよ! でも疲れたよ~」

長男「疲れた…」

車の中で「疲れた」の連発。

 

でも、次男は初めて理科の授業を受けられた達成感もあるようで、興奮してたくさん話をしてくれました。

濾過装置を使って実験をしたそうです。

「楽しかった。次も行けそう」

嬉しそうで、満足そうな表情。

少し自信もついたと思います。

 

ところが、家に着いて手を洗った後、次男が見当たらない。

子供部屋を覗きに行くと、ベッドに突っ伏して泣いていました。

 

「疲れた…もう無理…」

 

よく次男は疲れ果てるとひとしきり泣きます。

これもストレス発散のひとつだと思います。

 

私は背中をさすりながら

「そっか…疲れたね。がんばったもんね」

ひたすら寄り添う。

 

本当は自分の意思ではないのに、自分の意思のようなフリをして頑張って登校したのです。

パパとママの期待に応えたいという一心で。

すごくすごく疲れたと思います。

 

頑張って来られたという達成感と、この半端ない疲労感。

一体どちらが重いんだろう。

疲労感の方が重いとしたら、すごく辛いな…。

 

ひとしきり泣いたあと、夫と双子でいつものようにマイクラをやり、ようやく元気が出たようです。

明日はお家で休養することになりそうな予感です。