ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

黙って見守るという修行

最近、文章を読むのが苦手で、本を読むのが嫌いな次男に、読み聞かせをしています。

ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズの最新作。

これまでシリーズ全て読み聞かせてきたので、今回も。

 

長男はこの本を買ってきた翌日には読み終わっていました。

「次男も読めばいいのに。ぼくが読んであげようか?」

と言っていましたが、次男にもプライドがあるようで

「ママに読んでもらう」

と断っていました。

まぁ、そうですよね。

 

面倒なことをいつやるか

 

私は家事でも仕事でも、面倒なことは先にやってしまいたいタイプです。

苦手なこと、手間がかかることは先にやって、楽なものを後に残しておきます。

今日できることは今日やっておきたい。

夏休みの宿題なども、夏休み前半、しかも午前中にさっさと取り組み、早々に終わらせるタイプでした。

 

でも、我が家の双子は私とは違います。

 

やりたいことをまずやる。

やらなければいけないと思うことは、思い立った時にやる。

それでいて、面倒なこと、苦手なことはできれば避けたい。

 

私から見ると行き当たりばったりに見えます。

つい、もっと効率よくやればいいのに、計画的にやればいいのに、と思ってしまうのですが、口を出さないように自制しています。

 

去年までの夏休みは午前中に勉強タイムを作って、計画的に宿題をやるように促していました。

でも、自分で決めたことでないとなかなか行動に移せない子どもたち。

やる気のない子に学校で授業を受けていない内容を教え、問題を解かせる、しかも2人に。

ストレスの塊でした。

子どもたちは、私よりももっとストレスを感じていたかも。

今思えば、去年の夏休みは、現状を、ありのままの子どもたちを、まだまだ受け入れられていなかったのだと思います。

 

黙って見守るという修行

 

今年は子どもたちの行動に口を出さないと決め、本人の意思に任せています。

やらないのかな~とヤキモキしたり、口を出したくなることは山ほどあります。

でも、後々困ることがあったら、それは本人の責任。

困ったり、失敗しながら学んでいって欲しいです。

 

私が口を出さずにいると、急に思い立って夏休みの宿題を始めたりします。

決まった時間にやるとか、毎日一定量やるとか、そういうのには無縁ですが、やることはやっています。

 

今、双子は5年生ですが、夏休みの宿題は4年生のドリルを選択しました。

3年生から授業を受けていないため、4年生の内容も抜け落ちているところがたくさんあるためです。

支援級ならではの配慮、ありがたいです。

 

4年生のドリルは昨年やったのと全く同じ。

忘れているところもあるけれど、一度やった内容なので自力でわりとサクサク進められるようです。

解き方がわからなすぎて自信を失うこともない。

ストレスなく勉強に取り組めるって大事ですね。

 

自分のペースでなら出来る。

出来ないよりは出来た方がいい。

自分の意に沿わないタイミングやペースでやろうとして出来ないくらいなら、出来るタイミングとペースを選んだ方が正解なのだと思います。

 

正直、面倒なことを先に終わらせたい私と、なかなかスイッチが入らない双子、ペースが違い過ぎてイラっとしてしまうことも多々あります。

黙って見守るってすごく忍耐が要りますね。

親にとっての修行と思って、見守っていこうと思います。