ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

【書籍】こころの自然治癒力 自分を回復させる力の高め方

台風が立て続けに接近していますね。

我が家は直接的な影響はなさそうですが、不安定な天気です。

沖縄や九州地方など、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

 

今日は夫が双子を学校に送ってくれて、4時間目から登校しました。

ただし、夫の予定に合わせて半ば強引に・・・。

次男は大丈夫そうだったけれど、長男は心の準備ができなかったようで、表情が曇っていました。

夫にしてみれば、私の負担を減らすためにそうしてくれたのだと思います。

でも、優先順位としては、私よりもやっぱり子どもたちの意思を尊重して欲しい。

迎えに行った時には長男も笑顔だったので、安心しました。

 

学校に行く前、「4時間目の音楽はやりたくない」と話していた双子。

家では音楽を聴くのも演奏するのも好きだけど、学校の音楽の授業はイヤなのだそうです。

みんなで一緒にがイヤ、大きな音がするのがイヤ。

大きな音が室内に響き渡るのは私もすごく苦手なのでわかります。

4時間目は隣の教室で過ごしたようです。

 

【書籍】こころの自然治癒力 自分を回復させる力の高め方

20代の前半、心身共に病んでしまった時期がありました。

頭にずっと靄がかかっているようで、物事をちゃんと考えられず、

色々なことに対する意欲を失っていました。

常に頭痛と吐き気があり、体重も急激に落ちました。

 

その時に出会い、救われた本です。

 

こころの自然治癒力 (こころライブラリー)

こころの自然治癒力 (こころライブラリー)

  • 作者:大野 裕
  • 発売日: 2004/02/11
  • メディア: 単行本
 

この手の本は新しい考え方が次々と出てくるので、基本的には新しい本を読む方が参考になると思います。

この本は16年前に出版されています。

でも、古さを感じさせない内容で、今読んでも違和感がありません。(出てくるデータはもちろん古いですが)

いつでも読み返せるように、ずっと手元に置いています。

 

 

この本の著者、大野裕先生は、認知行動療法の第一人者で、皇后雅子様の主治医をされている方だそうです。

購入した当時は全然そんなことは知りませんでした。

 

なぜ今この本のことをブログに書くかというと、子どもが不登校になると、母親も大きな精神的ダメージを受けると思うからです。

 

自分の育て方が悪かったのではないかと自分を責めてしまう

周囲からも「母親の育て方が悪い」という目で見られているように感じる

子どもの将来に悲観的なイメージしか湧かない

 

エネルギーがなく学校に行けない子どもを前に、母親の心も疲れ果ててしまいます。

疲れ果てているのに、子どもことが優先。

自分のケアは二の次にしてしまう。

まさに私自身がそうでした。

でも、それって負のループにしかなりませんでした。

 

そんな時に、考え方を少し変えてみる、まずはなにか行動してみる、というきっかけをくれたのがこの本です。

難しい専門用語はほとんどなく、優しい語り口で、自己否定の塊のようになっていた思考をほぐしてくれます。

 

 

こころがお疲れの方におすすめです。