ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

長男のために先生が考えてくれたポイントシステム

昨日から今日の給食を楽しみにしていた長男。

1年に1度しか出ない地元の名物を取り入れたメニューを楽しみに、お昼前に登校しました。

 

次男はお休み。

先週の金曜日の欠席から今日まで、登校したのは突然先生に会いに行った1日だけ。

給食も食べに行けていません。

家では元気にしていますが、タブレットゲームをやっている時間が増えてきてしまっています。

 

長男のために先生が考えてくれたポイントシステム

 

長男の担任の先生が、登校を促す一助になるようにと、長男のためのポイントシステムを考えてくれました。

 

4時間目の前に登校できたら1pt

2時間目の前に登校できたら1pt

朝から登校できたら1pt

5時間目の後までいられたら1pt

下校時刻までいられたら2pt

1週間連続登校できたら1pt

 

5ポイント貯まると「ひとやすみチケット」がもらえます。

苦手な授業や、疲れてしまった時に「ひとやすみチケット」を出せば堂々と休んでOK。

支援級ではそんなチケットがなくても、適宜休むことはできます。

でも、自分でSOSを発信しにくくて、休みたいと言えなくても、チケットがあれば意思表示するハードルが下がります。

 

ポイントカードもひとやすみチケットも、長男が大好きなうさぎやすみっコぐらしで可愛くデザインして作ってくれました。

 

「学校ってなんで行かなきゃいけないの?」

 

自閉スペクトラム症と診断されている長男。

学校に対する執着がないというか、行く必要性をあまり感じていないようなところがあります。

 

それには、恐らくいくつかの理由があります。

学校で授業を受けなくても、タブレット学習においては問題なく自分で進めることができる。

損得や数値的目標で物事を捉える傾向があるため、学校に行くメリットを感じない。

お友達との関わりをあまり必要としていない。

長男にとっては、決められた時間通りに、決められた通りに、みんなと同じようにやらなければいけないのが苦痛。

学校に行って楽しいと思うことより、苦痛に感じることの方が多いのだと思います。

 

実際、「学校ってなんで行かなきゃいけないの?」と聞かれたことも何度もあります。

たぶん長男が納得の行く答えは出ないと思うし、私は学校に行かなきゃいけないと言うつもりはありません。

ただ、学校に行けば、家では得られない刺激を受けられるのは事実。

学習においても、人間関係においても。

行けるのなら行って欲しいな、とは思います。

 

メリットがあれば頑張れる

 

学校に行く必要性をあまり感じていない長男ですが、メリットが大きければきっと行くのだと思います。

 

長男の長所というか、私が感心するところは、明確な目標があれば周囲が驚くような努力を見せることです。

それが長男にとって魅力的であれば、の話ですが。

 

 

例えば、タブレット学習(スマイルゼミをやっています)では、頑張った分だけポイントがもらえます。

そして、毎月頑張った人が表彰されるシステムがあります。

長男は最高ランクで表彰されることを目標としていて、暇つぶし感覚で勉強をしています。

勉強が好きとか、楽しいとかではなく、ただ表彰されたい。

2月に入会してから、最高ランクを落としたことがありません。

 

 

次男からしたら、すごく不思議に思っていると思います。

ただ表彰されるだけなのに、なんでそんなに頑張るの?

普通の人には「ただ表彰されるだけ」かもしれませんが、長男には、それこそが大きなメリットなんでしょうね。

 

正直、先生が作ってくれたポイントシステムを長男がメリットと感じるかどうかは疑問です。

「ひとやすみチケット」、欲しいかなぁ・・・。

家にいれば、ひと休みどころかずっと休んでいられるし。

先生が一生懸命考えて下さっても、上手く機能するかどうかは長男次第。

 

なかなか難しいです。