ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男と6年生の女の子

今日の双子は給食を食べに登校することができました。

 

行った時に4時間目がまだ終わっていなくて、教室では音楽の授業をやっていました。

聴こえてくる音に両耳を塞ぐ長男・・・。

聴覚過敏の長男は、楽器の大きな音や重低音が苦手です。

自分も楽器をやっているのに。(しかも上手いわけでもないし)

子どもが演奏するリコーダーや鍵盤ハーモニカの音は不快なのだそうです。

 

 

 

仲良くなった6年生の女の子

 

もう2学期も半ばですが、次男は支援級の6年生の女の子と仲良くなったそうです。

 

その子は1学期はほとんど登校していませんでした。

2学期に入ってから、自分のペースでがんばって登校しているようです。

一方、次男は2学期になってからほとんど学校へ行っていません。

お互いの存在は知っていても、すれ違っていました。

 

次男が給食を食べに行けたことによって、顔を合わせる機会ができ、あっという間に距離が縮まったようです。

絵を描くのが好き、鬼滅の刃が好きという共通点もあって「気が合いそう」と嬉しそうにしていました。

 

次男が支援級の、しかも年上の子と仲良くなれたのは良い傾向だと思います。

別室登校をしていた4年生の時、別室に来ていた6年生が5人いました。

次男は6年生の子達にとても懐いていて、別室で楽しく過ごしていました。

6年生の卒業前に、コロナで一斉休校になった時には、

「みんなと会える時間が終わっちゃった」

と泣いたほどです。(終業式で1日だけ会えました)

次男は年下の子とも仲良く遊びますが、年上の子からは違った刺激を受けられると感じていたのかもしれません。

 

友だちは少なくていい

 

友だち100人できるかな♪

と歌われるように、学校では「みんな仲良く」できることが良しとされる傾向があります。

2年生までの次男は、まさに「みんなと仲良くできるいい子」という感じでした。

でも、それは次男が相手に気を遣いすぎて、自分を押し殺していたことで成り立っていた関係でした。

 

次男に必要なのは友だち100人ではなく、本当に気の合う友だちです。

たった1人でもいい。

 

たぶん、次男だけではなく、本当はみんなもそうなんじゃないかな。

もちろん、長男も。

気の合う友だちがいるだけで、自分に自信が持てたり、行動のモチベーションになったりすることって、大いにあると思います。

小学生の今は、関係がずっと先まで続く友だちでなくてもいい。

今、この時を一緒に過ごせることが後々の自信になるような関係を築けたら最高なんだけどな。