ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校と通知表

今日は6時間目に家庭科の調理実習がありました。

給食を食べに行きたいし、調理実習も楽しみな長男。

だけど、給食から6時間目まで参加する自信はない。

5時間目はパーティションに囲まれた空間で休憩していて良いと言っても、そこに居ることがしんどいそうです。

 

長男は、どんな選択肢があって、何がベストな方法か自分で考えていました。

給食を諦める

調理実習を諦める

長時間学校にいるのを我慢して、両方参加する

給食後、一度帰って調理実習までに再度登校する

 

私に何度も送迎させるのは悪いという気持ちがあって迷っていましたが、

「長男が一番そうしたいと思うのはどれ?」

と聞いたら、一度帰宅することを選びました。

給食も美味しく食べて、調理実習も楽しんで来られました。

 

次男は昼休みに野菜の苗を植えに行きました。

双子の分だけ残しておいてくれたさつまいもの収穫もできました。

さつまいもは月曜日にふかして食べるそうです。

月曜日、行けるかな…。

 

通知表に関する配慮

 

双子の学校は2学期制です。

例年だと前期は9月末で終了ですが、今年はコロナで休校していた期間があるため、今日通知表を貰いました。

 

通知表は◎◯△の3段階評価。

昨年度までは、評価できない科目には斜線がついていました。

でも、今年度は学校の方針が変わり、斜線ではなく△(がんばりましょう)の評価となるそうです。

 

という話を先生に聞いたのが1ヶ月ほど前のこと。

 

支援級の先生方は、なんとか子どもたちに自信をつけてもらいたい、自信を失って欲しくないという想いが強いです。

そのため、前期に予定していた単元が終わっていなくても、取り組んだ単元のみで評価してくれるとのことでした。

 

そして昨日、通知表の配布にあたって、先生から電話を頂きました。

 

どうしても△がついてしまう科目も、配布する通知表の表記は斜線で対応した。(学校のデータとしては△)

通知表を本人に渡して大丈夫か?

本人が内容を見たくなければ、見ないでいいと予め伝えて欲しい。

文章で書く部分で成長したことなどを書いたので、褒めてあげて欲しい。

 

というお話でした。

敏感で、些細なことをきっかけに自信を失ってしまいがちな子どもたちのために、ここまで配慮してくれる支援級。

すごいですね。

 

ありのままか、取り繕うか

 

正直、私は通知表に関してはありのままでも良いと思っていました。

できていない部分は本人もわかっているわけだし。

そもそも、絶対評価による◎◯△も、基準がよくわからないし。

まだ小学生なので、あまり重要視していないということもあります。

 

気になるとしたら出席日数くらいです。

明らかに昨年度より欠席が多いはず。

あーあ、こんなに休みが多かったんだ…と思うのかな。

でも、それは紛れもない事実なので、受け止めるしかない。

 

先生の配慮はありがたいですが、通知表を取り繕ったところで不登校である事実は変わらない。

通知表はさらっと受け流すくらいの感覚でいます。

 

通知表とそれぞれの反応

 

長男はわりとしっかり内容を見ていました。

本人は算数が得意という認識はなかったのに、先生からの評価は高かったので嬉しそうでした。

スマイルゼミでコツコツ勉強しているおかげだと思います。

でも、好きな理科は◎がひとつだけで、少し不満そうでした。

 

次男は通知表の内容を一切見ようとせず、テーブルにポイ。

最近は授業に出席できていないし、「がんばった」の積み重ねが出来ていない今、通知表みたいに一定期間のがんばりを評価するものは要らないのかもしれません。

それよりも、その時その時のがんばりを褒めて、それを積み重ねることから始めないと…と思いました。

 

たかが通知表だけれど、されど通知表。

それぞれ抱く想いは複雑です。