ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

双子、11歳の誕生日

朝からパジャマでひたすらゴロゴロしていた双子。

1日中そんな姿を見ているのもなぁと思い、私は朝からひとりで学校の奉仕作業に行ってきました。

 

担当場所が交流級ごとに割り振られていたので少し行き辛い気がしていたけれど、周囲の目は気にしないことにしました。

実際、子どもと一緒にいなかったら私が誰のお母さんかわからない人だって多いんだし。

不登校初期の頃は周りの目が怖いと感じていたけれど、私も強くなったなぁと思います。

 

双子は11歳になりました。

 

つい先日、双子は11歳の誕生日を迎えました。 

想像していた11歳とは違うなぁ・・・。

 

3年生で不登校になった双子。

精神的な成長がそこで止まったかのような部分(むしろ幼児返りしているかも)と、逆にすごく大人な考えなんじゃない?と感じる部分が混在しています。

 

うちの子どもたちは11歳になった今でも、頻繁に頭を撫でて欲しがったり、ハグを求めてきます。

「ママ大好き」と言われない日はありません。

次男は外でも手をつなぎたがります。

長男は度々「ママと一緒に寝たい」と言いいます。

あと、ぬいぐるみが大好き。

日々ぬいぐるみで遊んでいます。

こういうところは、5歳児くらいの感覚かもしれません。

 

こんなに幼くて大丈夫かな・・・と心配になることもあります。

一般的な11歳の男の子のイメージと全然違う。

 

でも、今はありのままを受け止めようと心に決めています。

今の子どもたちは私を必要としていて、ぬいぐるみを心の拠り所にしているのだと理解しています。

 

2人とも学校には思うように行けないし、次男は勉強もろくにしていません。

習い事もゼロになりました。

小学5年生が普通にやっているであろうことを、ほぼやっていません。

 

それでも、本人たちなりに前に進もうという気持ちが見えることもあって、成長もあります。

自分と向き合おうともがいています。

11歳の今だから感じること、考えることを大事にして欲しい。

私は、それをしっかり見守っていこうと思います。

  

誕生日当日はとことん楽しく過ごしました。

 

誕生日プレゼントはリクエストされたものを、数日前にすでにあげていました。

2人共有のプレゼントはこれ。

あとは先日『鬼滅の刃』の映画を見に行った時に欲しがったぬいぐるみをそれぞれに。

 

当日の昼間には、私の母からのプレゼントも届いて大喜び。

絵を描くのが好きな次男には、ちょっと本格的なお絵かき用の道具セット。

長男にはプログラミング的思考を鍛えるパズルゲームでした。

 

このパズルゲーム、長男は「難しい~。でも、面白い!」と言って楽しそうに取り組んでいました。

ひとりで遊べるので、暇つぶしにすごく良さそう。

もうすっかり頭が固くなっている私には難しいです、プログラミング的思考。

子どもたちの好みを熟知している母に感謝です。

 

夜にはリクエストのハンバーグとケーキでお祝い。

食後に長男がヴァイオリンでハッピーバースデイの曲を弾き、みんなで歌いました♪

 

そして、寝る前の団欒タイム。

初めて『あつ森』で家族4人プレイで遊びました。

これを提案したのは夫。

普段はそれぞれが好きにプレイしていますが、ゲームの中で家族が集合してパーティをしました。

クラッカーを鳴らしたり、花火をあげたり。

写真もたくさん撮りました。

これが意外にも子どもたちにすごくウケて、予想以上に盛り上がりました。

 

次男「今日、すごくいい誕生日だった! ぼく、一生忘れない」

長男「ぼくも。幸せな1日だった~」

 

敏感で繊細で、学校では不安が強くなってしまう双子。

でも、楽しいことや嬉しいことも深く受け止めてくれる。

子どもたちの笑顔が溢れた誕生日、私も幸せでした。