ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

適応指導教室の人気イベント マス釣り体験

今週は長男が一部だけ参加予定の野外活動があります。

野外活動に照準を合わせて無理がないように、月曜と水曜に登校することを目標にしました。

間に祝日が入るのもありがたいです。

 

長男は予定通り給食を食べに登校しました。

次男は先生に会いに行くつもりでしたが、お昼ごろになってお腹が痛いと・・・。

行こうと思うとお腹が痛くなるので、無理はやめておきました。

 

適応指導教室の人気イベント マス釣り体験

 

昨日は適応指導教室の大きなイベントに参加してきました。

川でマス釣り体験。

 

次男が行きたいと楽しみにしていて申し込んだイベントでしたが、次男は行くことができませんでした。

 

昨日の朝、次男の金魚(こむぎ)がぴくりとも動かず、様子がおかしかったんです。

水草をどけて少し刺激したら泳ぎ出したけれど、

出掛けている間にこむぎが死んじゃうかもしれない

と心配になった次男。

もう気持ちは釣りどころではなくなってしまいました。

「今日はこむぎと一緒にいてあげたい」と。

 

でもこういう時、説得しても無駄なことはこれまでにイヤというほど経験しています。

ここは私が気持ちを切り替えるしかない。

結局、次男には急遽おにぎり、味噌汁、みかんだけ用意して、お留守番をお願いしました。

 

本当はイベントに参加するのが怖いという気持ちもあったのかな…と思います。

金魚を心配する気持ちを隠れ蓑にしたような。

楽しみな気持ちが不安や心配に負けてしまいました。

 

マス釣りと塩焼きと焼き芋

 

長男と2人で参加したマス釣り体験は、すごく楽しかったです!

 

川を塞き止めた囲いの中に放流されたニジマスを釣るので、誰でも釣れる。

しかも大きくて活きのいいマスばかり。

みんなが成功体験できて、適応指導教室のイベントとして毎年行われているのも頷ける内容でした。

 

釣りは順番にチャレンジできて、1人3匹釣ることができました。

漁協の方がサポートしてくれるので、失敗もなし。

そして、運良く1匹おまけに頂くことができ、長男は4人分の晩ごはんのおかずをゲットしました。

漁協のおじさんがその場で腸を取ってくれたので、私の手間もなし♪

 

釣り体験の他に、既に塩焼きされたマスと焼き芋も用意されていて、長男の目がキラキラ。

そういえば最近「焼き芋食べたいな」と言っていたね。

甘くてホクホクの美味しい焼き芋、私の分は次男へのお土産に持ち帰りました。

 

「来年は一緒に行きたいな」

 

今回のイベントは、市内の適応指導教室に通っているお子さんと、教室には通っていないけれど学校を通じて申し込んだ子が集まる大きなイベントでした。

お子さんだけで40~50人。

保護者やスタッフの大人を合わせると、軽く100人は超えていたと思います。

 

適応指導教室に通っている子の中には、楽しそうにのびのびと活動に参加している子が沢山いました。

信頼できる先生や友達ができて、自分の居場所を見つけられた子たちなのかもしれません。

離れたところからぼんやり見ながら、いいな、羨ましいなと思いました。

 

我が家のように学校を通じて申し込んだ子たちは、恐らく現在進行形の不登校の子。

中には釣りにチャレンジできず、離れたところでしゃがみこんでしまう子もいました。

でも、イベントに来られただけで十分えらいよ。

勇気を出して飛び込んだのだと思います。

 

次男が来ていたら、どうだったかな。

人数の多さに圧倒されてしまうかも。

順番に釣りをするのも、人に注目されるのを嫌いな次男はイヤがるかな。

でも、マスの塩焼きも焼き芋も喜んだと思う。

 

長男とそんな話をしながら、帰路につきました。

「次男も来れば良かったのに。来年は一緒に行きたいな」

何度もそう言うほど、長男は楽しめたようです。

 

石橋を叩いて叩いて、あげく渡らない、というほど慎重な次男。

新しい場所や新しいことに飛び込むのは毎回大変です。

でも、いつも長男がチャレンジする姿、成功している姿を見て、ようやく橋を渡れるようになります。

家に帰ったら、長男が楽しかったことや怖いことは何もないことを話して聞かせてあげていました。

来年は次男も一緒に行けるといいな。