ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男と夫の関係

3連休、どこに出掛けるでもなく、いつもと変わらなかった我が家。

 

でも、子どもたちが庭でサッカーをしている姿を久しぶりに見ました♪

体力が落ちていることを自覚しているからか、穏やかにパス交換。

それも15分程度で終わってしまったけれど。

身体を動かせて良かったね。

お風呂嫌いの次男が、家に入ってすぐにシャワーを浴びていました。

 

連休明けの今日は2人ともお休みしました。

暇を持て余しているのに、学校に行こうというエネルギーはないようです。

 

子ども部屋にひきこもる次男

 

勤労感謝の日だった昨日は、夫も休みでした。

でも、来月のシフトを作るために一日家でデスクワーク。

シフト作りの日は、子どもたちの相手など全く期待できません。

 

それを知った次男、昨日はほとんどの時間を子ども部屋で過ごしていました。

普段はリビングで過ごしている時間が多いですが、夫がリビングで仕事をしていて居づらかったようです。

 

パパの仕事の邪魔をしてはいけない。

という気遣いの気持ちと、

パパがずっといるとリラックスできない。

好きなように過ごせない。

という気持ちがごちゃ混ぜだったそうです。

 

次男は日頃から夫の言葉に否定的なニュアンスを感じ取っていることが多いのです。

ゲームをしたり、YouTubeを観ている時に

「少しは違うことしたら?」

「少しは外で遊んできたら?」

と言われることも多く、長い時間ゲームをしていることを非難されていると感じているのだと思います。

 

それでもちょくちょくリビングに来て、夫に話しかける次男。

パパの機嫌を取っているようにも見えて、心が痛みます。

 

夫はというと、変に気を回す次男にイライラしていました。

変に気を遣われるとイラっとする気持ちは、わからなくもない。

 

でも、これが積み重なると、次男の居場所がなくなり本当にひきこもってしまうかもしれない。

次男はパパが大好きだと言うけれど、その気持ちだって「こうあるべき」と思い込んでいるだけかもしれません。

 

夫も以前に比べれば変わってきていると思いますが、まだまだだなぁと思います。

 

 

 

うさぎを褒めるように

 

以前、次男が夫の言葉に傷ついて泣いていたことがありました。

夫にとっては「それくらいで・・・」というような、些細なことです。

 

その時に次男が言っていたのは、

「パパにもっと褒めて欲しい」

「これでも頑張っているのだとわかって欲しい」

ということでした。

「パパはぼくのことが大事じゃないの・・・?」

とも言っていました。

 

学校に行かず、勉強もせず、家でゲームやYouTubeばかりの息子のどこを褒めればいいの? 何を頑張っているの? という夫の言い分ももっともです。

 

褒めるって難しいです。

でも、褒めることが難しいときは、できたことを認めるだけでいいそうです。

「今日は外で遊べたね」

「楽しくゲームできたね」

言葉がけひとつ変えるだけで、気持ちは全然違います。

 

夫がうさぎのこみみへ声掛けしているのを聞いていて、子どもたちのことも、うさぎを褒めるように褒めてあげれば良いのでは? と思いました。

 

こみみがごはんをちゃんと待っていると、

「ちゃんと待てたね~」

部屋を走り回っていれば、

「速いね~!かっこいいよ、こみみ」

 

褒め方がちゃんとわかってる。

子どもたちが小さい頃も、たくさん声掛けして、たくさん褒めてあげられるパパだったんです。

 

今、褒め方がわからなくなっているのは、要するに「11歳の男の子はこうあるべき」という意識が強いからなのでしょう。

小さい子やうさぎが相手だと当たり前のことでも褒められるのに、「こうあるべき」という意識が強いと、当たり前のことは褒める対象ではなくなってしまうのですね。

 

「こうあるべき」という意識を手放して、認める言葉をひとつひとつ積み重ねていく。

時間はかかるかもしれないけれど、次男と夫との関係に一番必要なものだと思います。