ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校と北風と太陽

こんばんは。

 

あっという間に三箇日も明けましたね。

我が家は今日から通常営業。

夫の休みはそもそも昨日1日だけだし、子どもたちの生活は何も変わりませんが。

 

お正月くらいのんびり過ごそうと思っても、結局、私の気持ちはあまり晴れませんでした。

子どもたちの相手をしたり、夫と次男の橋渡しをしたり。

忙しく家事や仕事をしている方が気楽かも…。

 

義母の言葉掛け

 

昨日、夫と長男と一緒に、義実家に新年の挨拶に行きました。

次男はお留守番。

 

義実家には受験生の姪っ子がいるので、万が一を考えて、家には上がらずに短時間でご挨拶。

ソーシャルディスタンス、5メートルくらいありました。

 

子ども達の特性や不登校への理解がなく、私がどう説明しても平行線な義母。

昨日も長男の前でNGワード連発でした。

 

「学校行ってる? 少しでも行くんだよ。ね?」

「勉強はしなきゃダメだよ? やってる?」

(私に向かって)「勉強させてよ?」

「次男と全然会ってなくて寂しいよ。今度ばぁばがお家に行ったら、次男のこと玄関まで連れてきてよ」

 

長男は黙って頷いていたけれど、途中からそっぽを向いて聞こえないフリ。

次男は義母のこういうところが嫌で、しかも長男のようにあからさまに拒絶することが出来ないから、ついてこなかったのだと思います。

 

義母が子ども達のことを心配してくれているのは百も承知です。

でも、この言葉掛けでは、子ども達が心を許すはずがない。

 

ずっと前から、義母には「子ども達の前で学校や勉強の話をしないで欲しい」と伝えてあります。

それでもこれ。

残念だけど、やっぱり極力距離を置くしかなさそうです。

 

北風と太陽

 

義母の言葉を聞いていて、イソップ物語の『北風と太陽』を思い出しました。

不登校対応を解りやすく説明するお話としても、よく引き合いに出されますね。

 

力ずくで、何とか旅人を意のままに動かそうとする北風。

遠くから見守りながら、旅人が自発的に動くのを待つ太陽。

 

不登校対応において、太陽のように関わることが大事だとよく言われます。

不登校に限らず、子育て全般に言えることかもしれません。

 

義母は、北風の思考から逃れられない人なのだと思う。

「○○させる」という思考がとても強いです。

それが正しいことと信じているから、変わらない。

 

そう言う私も、子どもたちが小さい頃は「○○させよう」という気持ちが強くて、本人の意思は二の次にしてしまっていました。

とにかくやらせておけば、そのうち習慣づいて自発的にできるようになると考えていました。

今考えると、とんでもないことです。

 

双子が不登校になって、沢山学びました。

不登校になっていなかったら、私もずっと北風のままだったかもしれない。

気づけて良かったのだと思います。

私は太陽でいたい。

太陽だって夜は休むし、時には雲に隠れたくなるけど。

 

黙って見守るって、忍耐が要ります。

容易なことではないと、身をもって知っている。

それでも、太陽のようになりたいです。