ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

長男、久しぶりに教室へ

こんばんは。

 

今日はとっても暖かくて、春のような陽気でした。

この陽気のせいか、昨日のんびり過ごしたおかげか、今日は気持ちが軽やかでした。

 

長男、3学期に入って初めて教室へ

 

今日は給食のメニューに揚げパンがあり、長男は先週末から

「給食・・・行ってみようかな」

と話していました。

長男は週に1度の放課後登校を続けていますが、みんながいる時間に教室に行くのは今学期に入って初です。

さすがにその場で給食を食べてくるのはハードルが高いと感じたのか、今朝になってハードルを一段階下げました。

「揚げパンを取りに行くだけにする」

うんうん。

難しいと思ったら、自分でハードルを下げてクリアする。

それを自分で判断できたのは良かったと思います。

 

久々の教室。

年下のクラスメイトたちは、笑顔で、でも大騒ぎせずに受け入れてくれていました。

みんなが給食の準備をしている間、教室にあったすみっコぐらしの絵本を読んで過ごす長男。

そういう姿を見ると、この場にいても大丈夫そう・・・と思うけれど、本当は精一杯だったんだろうな。

 

揚げパンって、私が小学生の頃は人気メニューのひとつでした。

でも、子どもたちの学校では今までに揚げパンが出たことがなかったんです。

だから、長男はわざわざ取りに行ってでも食べたかったみたい。

 

 

今は食中毒予防や感染予防の観点から、給食を持ち帰るのはNGになっているところが多いと思います。

例えパッキングされたものでも。

昨年度はそう言われた記憶があります。

でも、支援級の先生方からしたら、ルールよりも、長男が登校するきっかけになる方がずっとずっと大事なことなのでしょうね。

価値観は時代によっても、立場によっても変わる。

状況に合わせて何が大事かを考えてくれる先生方の柔軟さに、いつも頭が下がります。

 

揚げパンは、ちゃんと次男の分も用意してくれていました。

(現時点では、給食費を止める手続きが完了していないので)

家で揚げパンを食べ、2人ともご満悦でした♪

 

のんびりデーに観た映画『かもめ食堂

 

昨日は私ののんびりデーと決めていたので、午後はhuluで映画を観ました。

かもめ食堂』という2006年に公開された映画。

フィンランドが舞台の、ゆる~い気持ちで観られる日本映画です。

映像もキレイでおしゃれ。

 

私が読書と同じくらい好きなのが映画。

今はまとまった時間を取るのが難しくて、なかなかじっくり観られないけど。

独身時代は暇があれば映画を観て、映画のレビューばかりのちょっとマニアックなブログも書いていました。

 

当時も『かもめ食堂』を観て、好きだなぁと思った記憶があります。

それから十数年、やっぱり雰囲気が好き。

でも、セリフのひとつひとつが、当時よりもずっと深く入ってくるようになった気がします。

 

頑張らなくてもいい。

目的がなくてもいい。

好きなことをやっていい。

ひとりひとり違っていい。

 

この映画の伝えているメッセージを、十数年前に観た時とは全然違う気持ちで受け止めました。

 

読書もそうだけど、映画も自分の心の状態によって、受け止め方は変わります。

今は観たくないなと思うものもある。

好きな作品であっても。

今は明るい気持ちで観られる映画が自分に合っていると思います。

かもめ食堂』、今観て良かったなぁ。

おすすめです。

 

私が映画を観ている間、次男は久しぶりに2時間近くプラ板製作に熱中していました。

長男は、今度先生に見せたいというアルバムを作っていました。

最近あまり見られなかった光景、嬉しかったです。

 

私がのんびり好きなことをしていると、子どもたちも気持ちが解放されるのかも。

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと、ついせかせか動き回ってしまう性分で、昨日のように決意しないとのんびりできないのですが、私自身にもう少しゆとりが必要なのかもしれません。