ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男、3ヵ月ぶりのゲリラ登校

こんにちは。

 

昨日の長男に引き続き、なんと今日は次男が先生に会いに登校しました。

昨年の10月以来、3ヵ月ぶりのことです。

 

普段は慎重すぎるほど慎重なのに、気まぐれで、思い立ったらすぐ行動したい。

ゲリラ的な不意打ち、先生もさぞ驚いたことでしょう・・・。

次男らしいと言えば次男らしいです。

 

きっかけはRちゃん

 

急に次男が登校したのは、私と6年生のRちゃんの会話がきっかけです。

 

昨日、長男に付き添って教室で揚げパンを待っていた時のこと。

話しかけてきてくれたのはRちゃんの方でした。

今年に入って初めて会ったので、丁寧に挨拶してくれたのです。

私も挨拶を返すと、「あと2ヶ月だけど…」とRちゃん。

6年生は卒業が迫っているもんね。

 

という会話をしたことを次男に話すと、次男のスイッチが急に入った。

「そっか…卒業しちゃうんだ…。ぼく、明日学校行ってみる」

 

え?????

思わず、目を見開きました。

 

Rちゃんは次男と同じクラス。

先生曰く、次男ととてもよく似たタイプのお子さんのようです。

そして多分、長らく不登校だったお子さんです。

支援級がスタートした1学期はほとんど登校することがありませんでした。

2学期から少しずつ登校できるようになったそうです。

 

次男は1学期は五月雨登校、2学期の途中から完全不登校になりました。

Rちゃんとは入れ違いで登校しなくなったので、接点はほとんどなかったはず。

でも、2人とも絵を描くのが好きで、鬼滅が好きで、敏感さもよく似ていて。

先生を通してお互いの様子はなんとなくわかっていたので、気になる存在だったのかもしれません。

他人事に思えないというか。

 

そんなRちゃんの何気ない一言が、次男にきっかけを与えてくれたようです。

まるで、パッと目が覚めたみたい。

 

 急に動き出す次男

 

「学校に行ってみる」と宣言した次男は、急に学校へ行く準備を始めました。

 

まず、先週の金曜日に先生から頂いたお手紙を読みました。(頂いてから3日経ってようやく・・・)

それから学校に持っていく荷物と、着て行く服、マスクまで準備。

給食を食べに行こうと思ったようで、給食セットも用意していました。

それから、急にお風呂も入る気に。

 

私の心の中は、

え~、本当に行く気?

いやいや、明日になってみないとわからないし、期待しちゃダメ。

急にそんなに頑張って大丈夫かな・・・。

へ~、学校に行くとなったら、ちゃんとお風呂に入るんだ!

と、全然ついて行けない感じでした。

 

心の声を聞く

 

今朝起きてきた次男は、ちょっとそわそわ。

学校に行くという気持ちは、一晩経っても変わらなかったようです。

ただ、給食の時間に登校するとなると、そわそわした気持ちのまま午前中を過ごさなければいけない・・・。

それはイヤな次男。

「やっぱり今から先生に会いに行く」と、8時半頃に学校へ向かいました。

 

初めは先生と外でお話していましたが、ぼそっと「教室の前まで行ってみる」と言って、スタスタ校舎に入っていきました。

先生に会う前は「ツンツンしたら帰る合図だからね」と話していた次男。

結局、10分近く先生とお話することができました。

(話していたのはほぼ先生だけど)

 

帰ってきて久々の登校の感想を聞いてみると、「意外と平気かも」だそうです。

今は達成感に満ちた表情で、長男とマイクラをやっています。

「がんばると気持ちがすっきりするね」

とも話していました。

 

完全不登校も受け入れたつもりでいたけれど、次男が自分から動こうと思って、実際に動けたことは、やっぱり嬉しいです。

給食はきついなと思ってハードルを下げたり、まだ行けそうと思って教室の前まで足を延ばすことができたり、自分の心の声を大事にできたのは成長の証だと思う。

 

もちろん、これが続くかどうかはわからないし、先が見えないことに変わりはないです。

無理はして欲しくないという気持ちもある。

でも、次男はこうやって急に動き出すこともあるかもしれないな・・・と、今までも何度も思ったことを改めて感じました。

 

ちなみに、長男は「次男が行くならぼくも行こうかな」と、昨晩は話していました。

やっぱりそういうことなの?

でも、次男が予定を変えて朝のうちに登校してしまったので、それに合わせる気はなく欠席しました。

 

う~ん・・・難しいな。

今後も見通しも、ちょっと変わってくるかもしれません。

明日は明日の風が吹く、ですね。