ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男の居場所

こんにちは。

 

昨日、放課後登校して疲れてしまった次男。

今日はゆっくり休むと決めていました。

ところが、先生に貸して頂いたアイロンビーズをやっていて、

次男「黒がなくなっちゃった・・・学校に貰いに行く!」

と思い立ち、3分後には身支度を済ませていました。

 

授業中にビーズを貰いに行くのはどうなの? と思いつつ、次男の刹那的で強い気持ちを尊重することにしました。

幸い、次男の担任の先生は空き時間で、喜んでビーズを分けて下さいました。

「足りなくなったらまたおいで~」と言って、少しずつ。

先生の戦略ですね。

 

自由だから、ハマれる

 

双子の在籍する支援級では、自立活動の時間などに度々アイロンビーズをやるようです。

次男も五月雨登校していた1学期に、作品を持ち帰ってきたことがあります。

でも、その時にはアイロンビーズにハマった様子はありませんでした。

 

昨日、放課後登校してアイロンビーズの道具と材料を持ち帰ってから今朝までに、次男はすでに5つも製作しています。

これまでにプラ板や折り紙、切り紙などにハマってきた次男。

今度はこれか~・・・という感じです。

 

恐らく学校で製作した時は、

この時間で、

こんなテーマで、

これくらいの大きさのものを作りましょう

という枠組みがあったのだと思います。

(学校ではそれが普通ですよね)

もしかしたら、キャラクターはNGとかもあったかも。

 

次男は工作や絵が大好きだけど、テーマを決められたり、作り方を制限されるのは大嫌いです。

自分の思うままに作りたい。

家では好きなだけ時間をかけて、自分の好きなものを、好きなように作れる。

好きなキャラクターの画像をネットで見ながら作ったり、立体作品を作ったり、自由にできるから楽しい。

自由だから、ハマれるんですね。

 

ゲームやネット以外で次男の暇つぶしができて良かったです。

その一方で、次男のようなタイプだと、普通の学校生活に適応することは、やっぱり難しいんだろうな・・・と再認識させられました。

 

次男の居場所

 

今日の学校への滞在時間は10分ほどでした。

みんながいる教室には入らなかったけれど、廊下から中の様子をチラ見。

クラスメイトも廊下にいる次男をチラ見。

次男のクラスには、普段と違うことがあっても、大騒ぎするような子がひとりもいません。

ある意味、先生が一番大騒ぎです・・・。

 

廊下では、教頭先生、養護の先生、知的クラスの先生とすれ違い、みーんな顔を綻ばせて「次男くん、よく来たね!」と声を掛けて下さいました。

仲良しの教頭先生とはハイタッチ。

こんなに気にかけてもらえる子、多分そんなにいないよ。

 

学校へ行くと、次男の居場所はちゃんとあると感じます。

そこに入っていくことさえできれば。

 

きっと、次男にとってもそこが居場所なのだと思います。

1学期に五月雨登校していただけでも、クラスメイトにも、先生にも、教室にも、思い入れがちゃんとあります。

だから、休んでいても学校のことが頭から離れずに悶々としてしまう。

自分の居場所と思うところに、次男はちゃんと居たいのでしょうね。