ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

勉強じゃなければ、楽しい

おはようございます。

 

春休みに入り、双子は学校がある日よりも、朝、良い表情で起きてきます。

安心して朝を迎えられているようです。

 

昨日は夫が休みで、私は家で仕事。

私以外、とにかくみんな暇そう…。

かと言って、出掛けようというわけでもなく、何かして遊ぼうというわけでもなく。

夫と子どもたちだけだと、何も始まりません。

私が暇そうにしていると、すかさず何かしようと誘われるのに。

 

理科の教材

 

あまりに暇そうにしていたので、「これやってみる? 作って遊べるみたいだよ」と声を掛けてみました。

5年生の理科の実験キット。

2月に学校の教材として配布されたものです。

 

1ヶ月以上見向きもせずにいたのに、昨日は

食い付きが良かったです。

リビングの床に部品を広げて、3人で頭を突き合わせて、説明書とにらめっこ。

説明を読み解くのが得意な長男と、手先の器用な次男、いい具合に助け合いながら組み立てていました。

 

理科も工作も得意ではない夫は、助けになっているんだか、いないんだか…。

それでも、

次男「パパ、これできたよ~」

長男「ぼくもできた! 見て!」

と、とにかく楽しそう。

いまいち頼りにならない夫に、「パパ、違うよ。ここちゃんと読んでみなよ!」と何度か長男の突っ込みも入り、そんなやりとりですら、パパと一緒にやることで満足度2割増し!という感じでした♪

 

コントローラーで操作できるロボが完成すると、ボールを運んでフットサル風に2人で対戦していました。

きみたち、双子で良かったね(^^)

 

勉強を目的にしない

 

そもそも理科の教材なので、説明書にはいくつかの実験が載っています。

恐らく授業では、これらの実験を経てから、最終形態のフットサルロボに組み立てて遊ぶのだと思います。

でも、うちではロボット作りを目的にして、実験はスルー。

せっかく楽しそうにやっているのに、ここで勉強要素を入れたら、とんだ蛇足だなぁと思って。

 

いつかこの単元の勉強をする機会があった時に、そういえばパパと作ったね!と思い出せれば、それでいい。

そもそも電流と磁場の勉強をする機会が訪れるかどうかもわからないし、知らなくても、生きていくのに困るわけでもないと思います。

 

学びの入り口

 

「理科の教材だよ」と言われて渡されると、もうそれは勉強のツールとしか思えず、つまらないものになってしまう。

日本の詰め込み型の教育を受けて育ったら、そう考えても無理ないかもしれません。

 

まずは作って遊ぶことを楽しむ。

それから、じゃあこれはどうしてこんな風に動くの? と紐解いていけば、興味も理解も深まるのだと思います。

 

現に長男は、ひとしきり遊んだ後に分解して、仕組みを考えていました。

モーターが回ると銅板に火花が散るのも興味津々。

よりスムーズにタイヤを回すにはどうしたら良いか考えて、グリスを塗ったりしていました。

興味のある子は、ここからいくらでも発展させていけるのだと思います。

(本当に好きな子は、ここからロボコンとかに向かっていくのでしょうね)

 

学びの入り口が違うだけで、子どもたちの受け止め方も全然違う。

次男の「春休み、1日目から楽しい!」という言葉に、それが表れていました。

 

今日はお友だちと遊ぶ予定です。

楽しく過ごせるといいな。