ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

親は子どもの後ろを歩くくらいがいい

こんにちは。

 

この週末は、久々に庭の手入れをがんばりました。

処理した雑草は、45ℓのゴミ袋にたっぷり3つ分。

原っぱ状態だった庭が、やっと見られるようになりました。

あとは畑だけ・・・GWまでに夏野菜を植える準備をしたいです。

 

お友だちの急な来訪

 

昨日の午前中、子ども達は急遽会いに来てくれたお友だち(Rくん)と遊びました。

今、次男が遊びたがる唯一のお友だち。

 

昨日は遊ぶ約束をしていたわけではなく、Rくんのお母さんから「eco家を目標にお散歩してるんだけど、双子くんたちが大丈夫だったら窓から手振ってくれる?」と連絡を頂いたのです。

長男と私は、お話しようと外で待っていました。

少し遅れて、次男も外に出てきて合流。

ちょっとのつもりが、結局、2時間半ほどがっつり遊びました。

 

次男は急な予定が入るのを嫌います。

だから、次男には「気が向いたら出ておいで。窓から手を振るだけでもいいよ」と伝えていました。

でも、Rくんが家の前に来て、長男が楽しそうに話しているのを見たら、遊びたいという気持ちになったようです。

 

Rくんが帰った後、次男は

「急でも大丈夫だったね。Rくんとなら大丈夫みたい」

と話していました。

夜にオンラインゲームで遊ぶ約束もしっかりして、楽しい時間を過ごせたようです。

 

子どもの「楽しい」を見守るお母さん

 

双子とRくんが遊んでいる間、私はRくんのお母さんとおしゃべりしつつ、2人の弟君(新2年生と4歳)と遊んでいました。

ごっこやかくれんぼに飽きると、4歳の弟君は芝生の上をゴロゴロゴロ・・・土の上もゴロゴロゴロ・・・固いコンクリの上もゴロゴロゴロ・・・。

 

服が芝生だらけ、土だらけになっても気にしない。

コンクリの上は身体が痛いと思うし、まだ身体に対して重すぎる頭を打ちそうで怖かったけど、ただ笑顔で見守る。

私は、そういうRくんのお母さんの姿勢を見て、心底すごいなぁと思いました。

 

私は子ども達が4歳の時、そんな風に見守っていられる母親ではなかったです。

「服汚れちゃうよ」

「洗濯が大変になるからやめて」

「頭打って痛い思いするよ」

きっと、そんな風に先回りする言葉をかけて、子どもの「楽しい」を止めてしまっていました。

 

笑顔で見守ってあげられるお母さんだったら、今が何か違っていたのかな。

きっと違っていたでしょうね。

 

親は子どもの後ろを歩くくらいがいい

 

子どもの歩く道に、石ころがたくさん落ちています。

小さい石もあれば、大きい石もある。

子どもが躓かないように、転ばないように、親が拾って歩いていたら、子どもはどう思うでしょう?

 

「転ぶのはダメなことなんだ」

「失敗したらいけないんだ」

と考えるようになります。

さらに、その失敗を「ほら、言うこときかないから」なんて咎められたら、叱られたくない、失敗したくない子どもは、歩くことを止めてしまいます。

 

親は子供の後ろから歩くくらいがいい、と聞いたことがあります。

先を歩いて石を拾うのではなく、後ろからそっと見守る。

大けがをしそうな危険なものが落ちている時だけ、注意を促せば良いのだそうです。

そうすれば、子どもは石の上を歩くのを楽しんだり、時には避けたりして、自分の力で道を進んで行く。

転ぶことがあっても、自分で立ち上がれるようになります。

 

今、立ち止まっている双子に私ができるのは、転んでも大丈夫と伝えること。

ただ、見守ること。

いつ一歩を踏み出すのかは自分で決めればいい。

石を避けて進むのか、石を踏みしめながら進むのか決めるのも本人です。

 

親の良かれと思ったことが正解になるとは限らない。

子育てって難しいです。