ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

エネルギーが貯まるわけがない

こんにちは。 

 

昨日、歯科検診のために登校した双子、今朝は9時過ぎまでベッドでゴロゴロしていました。

 

長男は低気圧の影響なのか、頭痛を訴えて冴えない表情。

今日はゲームを控えて、漫画を読んで過ごしていました。

 

次男はしばらく学校へは行かないそうです。

自分でそう決めてしまった方が、家で安心して過ごすことができると思う。

やっぱり新年度、新学期は心がザワザワして、力を振り絞って学校に行ってみればプレッシャーを感じずにはいられなくて、疲れてしまったのだと思います。

 

兄弟喧嘩は仕方がないけれど

 

小学生の男の子の双子が毎日家で過ごしていると、しょっちゅうケンカが起こります。

歳が近いどころか同じなのだから、それは仕方がないと思う。

 

兄弟喧嘩をすることで、人との関わりを学べることもあります。

言葉の選び方、ケンカをした時の距離の置き方、仲直りの仕方。

普段は仲良く遊べる相手だからこそ、言いたいことを言ってケンカもできるわけで、そんな相手が居るだけでも幸せな事なのかもしれません。

 

ケンカをしてエネルギーを放出させることも必要だという人もいます。

ただし、それはエネルギーを放出させてもあり余るような子の場合だと思う。

 

双子のケンカ

 

双子のケンカの構図は、こんな感じです。

 

次男がイライラを色々な形で長男にぶつける。

長男が次男の言動に過剰反応して怒る。

怒り出した長男を次男が煽る。

長男、怒り沸騰。

 

きっかけを作るのは次男、事を大きくしているのは長男なので、どっちもどっちなのですが。 

からしてみれば、長男が取り合わなければどうってことはない話です。

ふざけ半分だったり、ちょっと態度が乱暴だったり、きっかけは些細なことばかり。

そんなことで腹を立てなくても・・・と思うことも多い。

でも、スルーできない長男。

 

長男は、自分は次男に尊重されていないと感じているのだと思います。

家での次男は、気まぐれで、気分屋で、長男との約束(〇時からゲームやろうとか)を守らなかったり、遊びの主導権を握りがちだったりします。

そんな次男に日頃から振り回され、気づけば我慢が溜まっている。

だから些細なことに過剰反応してしまうのだと思います。

 

以前は怒り出すとよく手や足が出て次男を泣かせていた長男も、ここ1年くらいは手を出すことがなくなりました。

それは成長と言えると思います。

でも、今日のケンカでの長男、

「次男のこと本当は殴ってやりたいよ! ぼくだっていつも我慢してるんだよ!!」

と泣き叫びながらソファに怒りをぶつけていました。

 

エネルギーが貯まるわけがない

 

 誰かといがみ合ったり、ケンカをするって、すごくエネルギーを消費すると思います。

気持ちをぶつけ合うって、精神的にとても疲れますよね。

 

今は学校に行けなくて、家で安心して過ごしてエネルギーを貯めたい状態。

私は何かをさせようとか、やらせようという気持ちはないし、小言もほとんど言いません。

夫も最近は子ども達の意思を尊重してくれるようになり、何かを強制しようという気はありません。

以前よりもずっと、子ども達がのびのびと過ごせる環境は作れていると思う。

 

でも、双子がケンカをしてお互いにエネルギーを削り合ってしまいます。

これでは、エネルギーが貯まるわけがない。

もう、どうしたらいいの?

 

ちなみに最近の双子の行動は、時間の割合で言えば6割くらいが別行動。

長男はリビング、次男は子ども部屋みたいに、別の場所でそれぞれ好きなことをしています。

3割はメチャメチャ仲良く遊んでいて、ケンカは1割にも満たないと思います。

でも、その1割でエネルギー全消失。

こっちはエネルギーが貯まるようにあの手この手を尽くしているというのに。

 

そして私も、毎日毎日目の前で繰り広げられるケンカを見ているのは、正直しんどいです。

巻き込まれるのも勘弁して欲しい。

「ケンカするなら外でして!」とも「いっそ徹底的にやり合え!」とも言えないのが辛いところです。