ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校 お母さんの居場所

こんにちは。

 

子どもたちは今日も早起きでした。

6時には「お腹空いたな~。朝ごはんまだ?」との催促が。

2週間前は8時9時までベッドから出られず、朝ご飯も「いらない・・・」と言っていたのに。

 

元気がない時は、朝から動き出すことができず、空腹も感じないのでしょうね。

でも今はちゃんと朝起きて、しっかりお腹が空く。

当たり前のことに、良かったなぁと感じます。

ただ、朝ごはんを6時に食べて、11時前に「お昼ごはんもう食べたい」」と言われると困るんだけど・・・。

お弁当を作った日なら、お好きにどうぞ~です。

簡単な料理を自分でしてくれるようにならないかしら。

 

不登校の同級生のお母さん

 

GW中に、PTA活動で知り合ったお母さん(Yさん)と2時間ほどお茶してきました。

うちの双子と同学年の娘さんが、昨年10月から不登校だそうです。

資料の受け渡しついでに、ちょっとお茶しませんか? とお誘い頂きました。

 

Yさんは、娘さんが不登校になってから半年ちょっと。

まだまだ受け入れられないし、受け入れたくない。

でも、子どもの意思を尊重しないといけない。

そんな葛藤の最中にいて、同じ不登校の子を持つ私と話ができたことを心から喜んでくれました。

 

私も経験があります。

精神科にかかるよりも、プロのカウンセリングを受けるよりも、当事者同士で話すことが、何よりも救いになることがあるのだと思います。

 

ママ友には言えないこと

 

Yさん、ずっとひとりで苦しい思いを抱えていらしたそうです。

ご家族はともかく、ママ友や職場の人にも本音を言えず、相談できる人もなく、母親であるYさんも居場所を失ったような状態だったのだと思います。

 

不登校になって、学校に行けず、家でゲームやYouTube三昧。

勉強もせず、習い事も行けず、生活が乱れて昼夜逆転することもある。

先生からのお誘いや、お友達からのお誘いも拒絶。

親の言葉にもなかなか耳を貸さない。

 

そんな我が子の状態、ママ友には、言えないです・・・。

 

育て方が悪いと思われるんじゃないか?

軽蔑されるんじゃないか?

親だって、周りの目が怖くて堪らなくなる。

 

私は双子が2人して学校に行けなくなったので、誰の目から見ても育て方の問題と思われているような気がしていました。

学校の先生が親身になってくれても、内心は呆れられているのではないかと思っていました。

また、当時は夫の理解、義母の理解もなかったので(義母は今も)、孤立無援のように感じて途方に暮れていました。

 

スクールカウンセラーさんや児童精神科の先生は、話を聞いてくれます。

親の私のことも心配してくれます。

学校の先生方も「お母さん、大丈夫? 無理しないでくださいね」と、優しい言葉を掛けてくれます。

でも、なかなか言えないんです、自分の辛さって。

 

そんな時に私が心の拠り所にしたのが、ブログでした。

ネットの世界には不登校の子を持つお母さんが思った以上に沢山いて、私だけじゃないんだと思えたんです。

初めは読むだけだったけど、コメントを書いてお返事を頂くようになって、ついには自分でもブログを書くようになりました。

ママ友には言えないことも、吐き出せる居場所ができました。

 

私にできること

 

うちの双子とYさんの娘さんは、同じ不登校でもタイプはちょっと違う。

でも、話を聞いていると、

うんうん。そうだよね。そういうこともあるよね。

と、共感の嵐でした。

 

2時間ではとても足りないくらい話したいことはお互いにあったけど、 

「私たち、子どもに寄り添って、すごい頑張ってるよね」

「うんうん、ほんとエライ。頑張ってるよ」

と言って、またお茶しようと約束してお別れしました。

 

双子の不登校も間もなく4年目。

私もだいぶ色々経験してきました。

登校渋り、付き添い登校、保健室登校、別室登校、支援級・・・。(書き出すとまるで不登校フルコース)

でも、未だに正解は解らないし、ちょっとしたことで悩んだり迷ったりするのは相変わらずです。

そんな私がもし誰かの役に立てるとしたら、こうして話を聞いて共感してあげることかも。

Yさんに「吐き出して気持ちがスッキリした」と言って貰えて、嬉しかったです。

そして、私自身も久々にリフレッシュできました。

話すって本当に大事ですね。