ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

注いでも注いでも伝わる気がしなかった愛情

こんにちは。

 

学校では来週から水泳の授業が始まるそうです。

双子は参加の予定はなし。

学校の連絡アプリで健康調査のアンケートが来たので「参加の予定はありません」と返信しました。

 

でも、双子はプールに行きたいらしい。

 

コロナ以前の夏は、夫が休みの日によくプールに行っていました。

ただし、夫は平日に出掛けることを断固拒否していたので、週末か夏休みだけ。

昨年はコロナが心配で、プールには一度も行きませんでした。

今年も心配は消えないけれど、平日の空いている時間になら・・・という話をしています。

夫が平日に出掛けることに対して寛容になってくれて良かった。

夏休みに入って混雑する前に、何度か行けたらいいな。

 

NHK土曜ドラマ「ひきこもり先生」

 

 

長男と一緒にNHK土曜ドラマ「ひきこもり先生」を観ました。

佐藤二郎さん主演で、ひこもり・不登校などを題材にしたドラマです。

www.nhk.jp

 

次男も一応誘ったけど、次男はなかなかドラマや映画を一緒に観てくれません。

大好きな『鬼滅の刃』のアニメさえ、ひとりで観たがります。

感受性の強い次男は、とても感情移入しやすい子です。

深く感情移入している自分を見られたくない・・・という感じ。

 

長男はドラマの予告をたまたま目にして、興味を持ったようです。

今まで、不登校関連の番組を子どもと一緒に観たことはありませんでした。

でも、自分の不登校と向き合えるようになってきた今の長男とならいいかも、と思って一緒に観ることにしました。

 

ドラマを観て長男が何を感じたかは、特に聞いていないのでわかりません。

設定が不登校でも、長男とはだいぶ立場が違ってあまり共感はしなかったかな。

こそっと横目で長男の表情を見た時には、引き込まれていたようでした。

次回も一緒に観るそうです。

 

注いでも注いでも伝わる気がしなかった愛情

 

ドラマを観ていて、作中の「愛情に飢えている子もいる」というセリフに反応した長男。

「ぼくは愛情たっぷりもらってるよ。溢れるほどもらってる」と話していました。

eco「そっか~、幸せだね」

長男「幸せだね」

 

児童精神科で以前の主治医から言われたことがあります。

「双子ちゃんは赤ちゃんの時から独り占めをしたことがない。お母さんが愛情を注いでも注いでも、満たしてあげるのがすごく難しい」

 

当時、私もそれはすごく感じていて、ひとりひとりとどうやって向き合えば良いのか、悩みに悩んでいました。

愛情を注いでいるつもりでも、全然伝わっている気がしなかったんです。

この子たちの愛情の泉は琵琶湖級に大きいのか、それとも巨大な穴でも開いてるのかしら? と、途方に暮れていました。

 

あれから3年、言葉にしたり、スキンシップをとったり、色々な形で子どもたちに寄り添い、気持ちを示してきました。

もう私の方がカラカラに枯渇してるよ・・・ということも何度もありました。

 

でも、今の長男は「溢れるほど」なんですって。

嬉しいです。

ちゃんと伝わってた!

受け取ってくれていたみたいです(^^)