ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

中学の体験授業へ

こんばんは。

 

すっかり忘れていましたが、今日、双子の小学校では参観会がありました。

案内のお手紙は貰っていたけど、行かないだろうと思って放置していました。

コロナの影響で懇談会はなし。

密を避けるために、3時間目か5時間目の授業を参観できるというスタイルだったようです。

 

以前は参観会があると、みんなどんな勉強してるのかな?と気になったし、我が子が参加できないことを悲観していました。

でも、今では特に気にならなくなって、もはや忘れてしまうほどです。

時間はかかっても、こうやって状況を受け入れられるようになるものなのですね。

 

初めて中学校へ

 

昨日、双子は中学校の体験授業へ参加してきました。

内心行けないだろうと思っていた中学校体験。

子どもたちなりに考えて、かなり葛藤がありつつも勇気を出したようです。

 

体験授業は40分程度。

小学校の特別支援学級に籍を置く双子は、授業も支援級(自閉情緒クラス)での体験でした。

 

中学校体験は、体験授業の他にも中学校生活の説明や部活見学があり、全てに参加すると3時間くらい。

うちの子たちにとってはかなりの長丁場です。

時間のことだけでなく、通常級の子たちに出くわすのも不安要素のひとつだったので、みんなに会わなくて済むよう、一部だけの参加でした。

 

しかも、ありがたいことに「みんなから遅れて行くのは不安だろうから」と、長男の担任の先生が引率を申し出て下さいました。

先生のおかげで、双子も心強く感じていたと思います。

 

私は小学校の駐車場でお留守番。

こんなのいつぶりだろう?

子どもたちを先生に託せたのは久しぶりでした。

放課後登校の時はいつも付き添っているので。

子どもたち、中学に体験に行くからには、少しは親離れしなきゃと考えたのかしら。

「ママは車で待っててね」という一言に感動してしまいました。

 

安心材料と懸念材料

 

中学校体験、行くことができて良かったと思います。

色々収穫があり、2人とも晴れやかな表情で帰ってきました。

 

中学校の雰囲気を少しでも感じられたこと。

支援級の教室が校舎の入口から一番近い、なお且つ、普通の教室から離れた場所にあると確認できたこと。

中学の支援級のメンバーが、全員知り合い(!)だとわかったこと。

 

支援級、特に自閉情緒クラスに籍を置く子は、音に敏感だったり、人の目が気になるという子も多いです。

外から人目につかずサッと出入りできて、普通の教室の喧騒から逃れられる位置に教室があるのは理想的。

 

今現在の自閉情緒クラス、なんと6人全員が双子の知り合いでした。

次男が3年生の時の保健室仲間。

小学校の支援級が発足する前の年(双子が4年生のとき)の別室仲間。

そして双子が籍を置く支援級を3月に卒業していったばかりの子。

特に、別室仲間だった現在中2の子たちは、本当に仲良くしてもらったし、お互いの存在が刺激にもなって、良い関係を築いていました。

体験授業でも「覚えてる?」と声を掛けてくれたようで、次男がとても嬉しそうにしていました。

 

新しい環境が苦手、人とのコミュニケーションが苦手な双子。

中学での居場所になるかもしれない教室が知り合いばかりというのは、大きな安心材料になると思います。

 

体験に行けても、安心材料があっても、中学に通えるようになるかは、また別の問題。

でも、安心材料は少しでも多い方が良いです。

 

懸念材料もひとつありました。

小学校の自閉情緒クラスは2クラスあり、双子は別々のクラスです。

でも、中学は自閉情緒クラスが1クラス。

必然的に2人が同じクラスになるのかぁ…。

 

次男が一緒の方が安心できる長男には朗報だけど、自分だけの人間関係を築きたい次男にはどうかな…。

まぁ、そこは腹を括るしかありませんね。

 

家に帰るとさすがに緊張で疲れきった様子の双子。

でも、「ちょっと自信がついたかも」だそうです(^^)