ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

たかがお風呂、されどお風呂

こんにちは。

 

夫の5連休も残すところ1日。

子どもたちと積極的に関わろうとするわけではないけれど、なんとか楽しくやっています。

双子もパパと一緒にゲームが出来て嬉しそう。

 

ただ、夫がずっと休みだと、やっぱり私が落ち着かない・・・。

 

普段は目にしない子どもたちの行動をずっと目の当たりにしているこの5連休。

イライラが募って余計な小言を言うんじゃないか、爆発するんじゃないかと気になってしまいます。

 

そして私としても、

せっかくの連休だからゆっくり過ごして欲しい。

でも、連休なんだから少しぐらい家事を手伝って欲しい。

という矛盾した気持ちがせめぎ合って複雑・・・。

 

お風呂だけはちゃんと入って欲しいと言う夫

 

以前に比べてだいぶ意識が変わってきた夫は、双子がダラダラゴロゴロ生活しているように見えても、ほとんど小言を言わなくなりました。

おかげで次男と夫の関係はかなり良くなったと思う。

 

ただ、夫はお風呂に関してはどうしても言わずにいられないようで、

「一緒にゲームやるなら、お風呂に入ってからね」

と、ゲームを引き合いに出します。

子どもたちが夫の休みで一番楽しみにしているのが、パパとのゲーム時間。

それをエサにお風呂に入らせようというのは、如何なものでしょう・・・。

「お風呂くらい毎日入りなよ」

というセリフも3日連続で聞いています。

 

子どもたちがお風呂に入るペースは2~3日に1度くらいです。

不登校の子がお風呂に入れない状態に陥るのはよく聞く話ですが、私としても、夏は毎日入って欲しいのが本音。

ただ、外に出た日は自ら入るし、汗をかいた日も入る。

不快に感じたら、ちゃんと自分で判断して入っているのがわかるので、うるさく言うことはありません。

でも、夫はお風呂だけは譲れないらしい。

 

昨晩も、次男は夫に言われてかなり渋った末にお風呂に入りました。

(長男は割とすんなり入ります)

カラスの行水の如く、3分も経たずに出てきましたが・・・。

それに関しては、私が釘を刺したこともあって夫は何も言わず、男3人でゲームを楽しんでいました。

 

たかがお風呂、されどお風呂

 

お風呂に入るのが面倒くさい。

お風呂に入る気力がない。

という状態は、朝晩お風呂に入る夫にはきっと理解できないと思います。

夫にとっては「たかがお風呂」なので。

 

次男が一番調子を崩していた時、1ヵ月以上家から出ませんでした。

部屋に籠っている時間も長く、お風呂の頻度も今より少なかった。

このままひきこもりになってしまうのでは? と思うような生活をしていました。

その頃、次男がこんなことを言っていました。

 

「汗かいたんだから、お風呂に入って」と言われると、運動したくなくなる。

「今日は外出したから、お風呂に入って」と言われると、もう外出したくなくなる。

「明日は人に会うんだから、お風呂に入って」と言われると、もう人に会いたくなくなる。

 

言葉はもっと拙かったけれど、あぁ、そういうことなのか・・・と思いました。

ただ面倒でお風呂に入りたくないというわけではないんだなぁと。

こうだから、これをする。

これをするから、こうする。

人の日常的な行動って意識していなくても繋がっていて、今のこの子にはそれが大変なことなんだと気が付きました。

ひとつやったら、またひとつ。

と繋げて行動に移すというのは、大人が思っている以上にエネルギーが要るのかもしれません。

 

夫の思う通り、「たかがお風呂」なんです。

2、3日お風呂に入らなくても死ななない。

ちょっとくらい汗臭くても、私は子どもたちを嫌いにならない。

たかがお風呂じゃない。

しばらく入らなくたって、どうってことないよ。