ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

子どもの特性をいつ、どうやって本人に伝えるか

こんにちは。

 

双子の小学校は今日が終業式です。

でも、昨日放課後登校した双子は、みんなより1日早く夏休み入り。

今朝はすでに夏休み気分でくつろいでいて、私はうっかり学校への欠席連絡を忘れそうになりました。

まぁ、普段から夏休みと変わらない状態なんですが・・・。

子どもたちの気持ちとしては、やっと待ちにまった夏休み!! というところでしょうね。

 

1学期最後の放課後登校

 

昨日の放課後登校は、私がスクールカウンセリングを受けに行く間の「ついで登校」。

先生方もちょうど三者面談の合間とのことで、「遊びにおいで~」と誘ってくださいました。

野菜の収穫をしたり、黒板に絵を描いたり、ボードゲームをして、それなりに楽しく過ごせたようです。

 

夏休みの宿題に代わるプリントも頂いてきました。

 

1学期は家で学習プリントに取り組むことがひとつの目標でした。

簡単なプリントを1日1枚やる程度で、遅れた勉強を取り戻せるような話ではありません。

リハビリみたいなものかな。

つまづきがなさそうな簡単な内容の復習です。

やる日もあればやらない日もあったけど、自分のペースでぼちぼち取り組んでいました。

 

夏休みの宿題も自分のペースでやることが目標。

プリントは一応5教科あり、枚数もなかなかのもの。

全部できなくてもいいし、できるもの、やりたいものからやればOK。

先生方も「こんなに出して大丈夫かな?」と思いつつ、とりあえず出してみたという雰囲気でした。

 

昨日の夜、長男は「プリントちゃんと進めたいから、夏休みに勉強教えて」と言ってきました。

びっくりです。

最近、タブレット学習からも遠のきがちで、私が勉強を教える機会もほぼ無かったので。

請われればもちろん教えるけれど・・・実はあまり気が乗らないです。

やり始めると「なんだ楽勝じゃない、まだまだ頑張れるよ」と、つい欲が出てしまいそうで。

ガツガツせずに、サイドブレーキをかけたくらいの状態で付き合おうと思います。

 

スクールカウンセリングで相談したこと

 

双子が先生と過ごしている間、私はカウンセリングでした。

今回、以前から私が気になっていたことを打ち明けてみました。

答えを求めてというよりは、カウンセラーさんの経験的に感じる意見を伺いたくて。

 

気になっていたことというのは、

長男の持つ特性について、どのタイミングで、どのように本人に説明するのがいいの?

ということ。

 

長男は自閉スペクトラム症(軽度)と診断されています。

心理検査の結果では、能力の凸凹も大きいです。

端から見て非常にわかりにくいけれど、本人にとっては生き辛いだろうと思われる特性があります。

 

最近、長男が自分の得意不得意について口にすることが何度かあったんです。

「ぼく、すぐ忘れちゃうんだよね」

「ぼくニワトリだから」(3歩歩いたら忘れる)

「ぼくって頭はよく回るって言われるのに、なんでこんなに忘れちゃうんだろうね」

自虐的にというより、笑い飛ばすような感じで言っています。

 

自閉特性のためか、自分を客観視することもどちらかというと苦手な長男。

それでも自分の忘れっぽさに関しては、十分自覚しています。

 

来年には中学生になることも考えると、この忘れっぽさが決して長男の努力不足のせいではないということを伝えておいた方が良いのでは? という気がします。

自閉スペクトラム症という診断名はともかく、自分の能力の凸凹をきちんと理解することは大事だと思います。

幸いにも長男は凸の部分も大いに持っているので、凹の部分を凸で補う方法を身につけていくことが生き辛さを軽くしてくれると思う。

 

カウンセラーさんも、本人の自覚があって頻繁に口にするようなら頃合いかもしれないと同意してくれました。

でも、どのタイミングで、どういう伝え方をすれば良いかはデリケートな問題。

本人が受け入れられるかどうかも、見極めなければいけません。

今度、児童精神科の先生に相談してみようと思います。