ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

面談にて 支援級の先生から見た双子の成長

こんばんは。

 

オリンピックが盛り上がる中、コロナの新規感染者数が大変なことになってきていますね。

つい数日前にワクチンの予約がようやく取れたものの、2回目の接種が終わるのは9月。

この時間がもどかしい。

残念だけど、我が家の夏は更なる自粛生活になりそうです。

 

約束30分前のドタキャン

 

今日の双子はお友達と遊ぶ約束をしていましたが、遊ぶことができませんでした。

次男が「今日ちょっと頭が痛い。長男とRくんで遊んで」と言い出したから。

うちに遊びに来てくれるのに次男が遊べないのも悪いし、次男も一緒がいいと言う長男・・・。

 

仕方がないので、失礼を承知の上で予定はキャンセルさせてもらいました。

約束30分前のドタキャン。

Rくんに申し訳ないことをしてしまいました。

 

次男は、遊ぶのを断ったらRくんをガッカリさせてしまうことを十分わかっています。

だからギリギリまで言い出せなかったみたい。

でも、無理をして遊んでもRくんも楽しくないだろうし、次男は疲れ果ててしまうし、こういう時もある。

また元気に遊べる時にお誘いしようと思います。

とりあえず明日はオンラインでゲームをするみたい。

 

三者面談

 

昨日は学校の三者面談(三者面談と言っても、長男の担任、次男の担任、私の三者)に行ってきました。

 

不登校4年目の我が家。

4年目にもなると、先生に特にお願いしたいこともないし、学校側からそれほど何か言われることもない。

 

1学期は基本的におうち生活。

学校に行ってみようかなと思った時に登校するスタイルでした。

4月、5月くらいは2人とも不安が強くて体調を崩したりもしたけれど、ここ最近は情緒的にもだいぶ安定しています。

たまに放課後に登校して、野菜の世話をしたり、お気に入りのボードゲームをしたりして過ごしました。

 

支援級の先生方は、いつも子どもたちの心を大事に支援して下さいます。

長男のわかりにくい特性も、次男の敏感な気質もよくわかってくれています。

また、本人の意思を尊重して欲しいこと、学校側から特別な働きかけはしないで欲しいということも、理解して下さっています。

学校は遊びに行くところ、誰かと関わりに行くところとして活用してくれれば良いとまで言ってくれる。

本当に環境としては恵まれています。

 

なので、私が学校に望むことは、登校した時に「楽しかった」と思えるように迎え入れて頂きたいということだけ。

次男のサプライズ登校にも笑顔で対応して下さる先生には、感謝しかありません。

 

先生から見た双子の成長

 

先生方から見て、1学期の後半くらいの双子は、それまでと表情が違ったそうです。

強かった不安が治まってきて、家でも元気に過ごせるようになってからのことだと思います。

 

特に次男は、ボードゲームをする中で素の部分を結構出せていたみたい。

長男につっこむ姿とか、さりげなく手加減して長男に圧勝しないようにしているところが「次男くんらしさがすごく出ている」そうです。

 

よくやっているコリドールというボードゲーム、おそらく次男の方が得意です。

長男は戦況を読むのは得意でも、先を見通すのは苦手なので。

勝つ算段がついていながら、自分が勝つことよりもみんなが楽しめることを優先するあたり、確かに次男っぽい。

 

それと、次男は登校する時に「今日はこれとこれをやる」と決めています。

それ以上もそれ以下もないという確固たる意志で。

だから、「調子が良さそうだからこれもやってみる?」と先生が声かけしてみても、次男の予定になければNO。

融通が利かないと言えばその通りです。

でも、次男自身がYES/NOを言えることは大事なことです。

YES/NOを言えるようにするには、自分でラインを引くための基準が必要。

それが出来ているということですね。

 

調子が悪かった頃は、少し登校しても緊張でガチガチでした。

1秒でも早く帰りたいというのが先生の目にも明らかだったと思います。

ほとんど口を開くこともなく、目線も合わせず、落ち着きなく私の周りをうろうろしていた。

 

次男にとって、学校は「自分らしくいられないところ」でした。

支援級の先生がいくら「自分らしくしていいんだよ」と言ってくれても、自分らしさを出すことを怖がっていたような感じでした。

でも、少しずつ出せるようになってきたんだなぁ。

いつの間にこんな成長を遂げたのかしら。

 

長男も担任の先生には素を出しているようです。

先生を相手に、放課後のワンマントークショー

先生は「長男くん、話したかったんだねぇ」と、優しく受け止めてくれます。

登校した回数は次男より少なかったものの、アウトプット量は次男の10倍以上あるんじゃないかな・・・。

 

先生「でもね、お母さん。長男くん、ちゃんと話題を選んで私に合わせてくれていますよ」

先生に話す内容は、うさぎのこみみのこと、すみっコぐらし、ぬいぐるみ、あつ森のこと・・・、あとは家で楽しかった遊びのこととか。

家ではこれにマイクラやフォートナイトのマニアックな話が加わります。

私が全く興味もなく理解不能なことを延々聞かされ、右から左に流すのも疲れる。

確かに、先生に対しては多少気を遣っているようですね。

 

2人とも先生の前では少しずつ素の自分を出せるようになっていて、それが表情の違いとして表れているのかな。

無理のないペースで、焦らずいこうと思います。