ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

オリンピックで盛り上がる家族と、ひといちばい敏感な次男

こんにちは。

 

昨日の昼間は子ども部屋の模様替えをするというので、私は寝室の大掃除。

捨てるものが沢山出て、かなりスッキリしました。

 

子ども部屋も良い感じ。

そして、双子のベッドが過去最高に離れてる!

自立心の表れかな?

 

オリンピックを観て盛り上がりすぎた結果

 

昨晩のオリンピック男子サッカー、準々決勝。

PK戦を制しての日本の勝利、すごかったです!

我が家では長男と私と夫の3人で、大盛り上がりでした。

 

ところが、盛り上がりすぎて次男を泣かせてしまいました…。

 

ひといちばい敏感な次男。

大きな歓声が苦手です。

うわぁっ!! と、突然盛り上がるのも苦手。

心臓がキュッとなるくらい驚いてしまうのだと思います。

 

次男は粘土をやっていて、試合を観ていませんでした。

自分以外の家族が夢中で観戦していたから、水をさすのは悪いと、ずっと我慢していたみたい。

 

こうやってみんなで盛り上がるのも苦手なんだなぁ。

家族の中でさえも。

 

次男は「大きな声出さないで!」と、何度か言葉にしていました。

でも、それをちゃんと受け止めていなかった私たちの方が反省しなきゃいけない。

 

夢中になっているとつい、

だって、盛り上がってるんだから仕方ない。

これくらい我慢してよ。

次男も一緒に観たら盛り上がれるのに。

と、次男が我慢をしているなんて想像もせずに、自分勝手な理由にもなっていない理由をつけて丸め込んでしまいます。

 

でも、私たち家族は次男がこれほど敏感だということを知っているのだから、次男の声にちゃんと耳を傾けてあげるべきでした。

ごめんね、次男。

 

苦手なら自分の部屋に行っていてもいいし、音楽でも聴いていればいい。

考えれば対処法はあります。

でも、未だに夜は怖くて自分の部屋にひとりでいられない次男。

音楽も最初は聴いていたみたいだけど、それでもうるさかったんだろうな…。

 

想像力は優しさだと思う

 

泣き出してしまった次男を見て

「なに泣いてるの!? 泣くことないじゃん」

という反応をした夫。

我が家で随一の鈍感力の持ち主です。

以前は「それくらいで泣く?」と口にしていたけど、言わなくなっただけ成長したのかしら。

 

次男が小さい頃から、夫にとって「なんでそんなことで泣くの?」「どうってことないじゃん」というシーンはいくらでもありました。

でも、今の夫はもちろん、次男がひとよりもずっと敏感なことを知っている。

知ってはいるけど、感覚的なものだから理解はできない。

それは仕方がないと思う。

だったらせめて、次男の気持ちを想像してあげて欲しいし、話を聞いて受け止めてあげて欲しいです。

 

鈍感なことは悪いことじゃない。

むしろ、私と子どもたちにはないものを持っているのだと思います。

実際、夫は大抵のことにおおらかで前向きな性格です。

ストレス値が高くなければ。

夫まで敏感なタイプだったら、我が家は四六時中ピリピリした家庭だったかも。

 

家族という親密で小さな集団。

それでさえ個性の違う人間が暮らしているのだから、想像力って大事だと思います。

それが思いやりや優しさだったりする。

 

自分の中の当たり前が、他者にとっての当たり前ではない。

感じ方も、価値観も、立場もみんな違う。

相手が誰であっても、常にそのことを心に留めて、想像力を発揮できるようにいたいです。