ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校とICT活用

こんにちは。

 

最近我が家で流行のおやつ。

オートミールのクッキーです。

cookpad.com

 

1ヵ月ほど前から、私だけ朝ごはんにオートミールを食べています。

クッキーも簡単に出来そうと思って作ってみたら、家族みんなに好評でした。

(お粥風に食べるオートミールは、誰も食べたがりません・・・)

チョコチップやドライフルーツを入れても美味しい。

1個で満足感もあるので、ダイエット中のおやつにもオススメです。

 

2学期初の放課後登校 紙飛行機を飛ばしに

 

このところ細々と紙飛行機の研究をしている長男。

ネットで調べた紙飛行機の作り方に自分なりのアレンジを加え、試作をしてはリビングで飛ばしています。

でも家の中では距離的に限界があり、かと言って、外では風の影響を受けてしまう。

結局、学校だったら長い距離も飛ばせるんじゃない? という考えに至り、2学期初の放課後登校をしてきました。

 

長男はみんなが学校にいる時間に登校するのはイヤだけど、放課後に楽しみがあって登校する分には抵抗がありません。

自分で先生に紙飛行機を飛ばしたいことを伝え、体育館で即席記録会になりました。

この日の記録は11m80cm。

長男の目標は10mだったので、目標達成!

先生からも「すごいねぇ」と褒めてもらい、嬉しそうな長男でした。

いわば長男の趣味に付き合ってくれて、メジャーで何度も飛距離を測ってくれた先生・・・本当にありがたいです。

 

その後は夏休みに取り組んだプリントを提出したり、学校のクロームブックを触らせてもらっていました。

学校では万が一の休校に備え、オンラインでのやり取りを練習しているところだそうです。

うちのスマホタブレットでもログインできるので、やり方を教えてもらいました。

先生「朝の健康観察は毎日オンラインだから、良かったらログインしてみて! イヤだったらマイクもカメラもOFFでいいから」

 

オンラインで朝の健康観察

 

翌朝、グーグルクラスルームで長男のクラスにログインしてみました。

顔を出すのはちょっと・・・と、言ってカメラをOFFにするのではなく、カメラの前にうさぎのこみみの写真を置く長男。

まぁいいや、それで。

 

支援級はそもそも人数が少ないうえに、朝から登校するのが難しい子もいます。

うちの双子と同じく不登校の子もいる。

朝の会に参加するのは、だいたい4人だそうです。

長男にとっては、ちょうど良い規模かもしれません。

マイクはちゃんとONにして受け答えをし、先生が毎朝出題するらしいクイズにも「挙手」ボタンを押して参加していました。

 

不登校とICT活用

 

オンライン朝の会を試してみて、気になったことが2つ。

 

果たして、長男はこのオンライン朝の会の毎朝参加しようと思うでしょうか。

答えはNOだと思います。

 

当たり前に学校に行っているお子さんからすれば、登校できない時にオンラインで参加することに大いに意味があると考えるでしょう。

でも、既に不登校歴が長く、学校へ行かないことが日常になっている子が、必要性やメリットを感じると思えません。

出席日数や内申に関わるという場合ならともかく、今のところはそれらの心配をしていない長男にとって、毎日参加する意味を見出すのは難しいです。

実際、長男に聞いてみたら、「気が向いたら参加する」と話していました。

 

もう1つ気になったのは、学校を家に持ち込むことになるということ。

 

不登校の子の多くは、何らかの理由で学校が安心できる居場所ではなくなっています。

その学校から逃れ、家庭に安心を求めていると思います。

そこに学校を持ち込むことで安心を壊してしまったら本末転倒。

 

長男がオンライン朝の会に参加していた時、次男もリビングにいて静かにしていました。

電波にのって聞こえてくる先生の声も、聞いていたと思います。

学校での朝の会のやり取りが聞こえる。

学校の空気感が伝わる。

ひといちばい敏感な次男の場合、これだけでも居心地が悪かったかな・・・と、後になって気づきました。

安心なはずの家の中で学校の雰囲気を感じるだけでも、苦痛な場合もある。

自分が参加するかどうかに関係なく、慎重な見極めが必要だと感じます。

 

コロナで休校になったり、感染予防のために自主休校しているお子さんが多い今、ICT活用が学びの継続を支える存在であることは間違いないと思います。

集団の中にいるのは辛くて不登校だけど勉強はしたい、お友達の顔は見たい、というお子さんも、十分活用できそうです。

でも、ICTの普及が不登校の突破口になると認識されてしまうと、次男のような子には辛い。

あくまでも選択肢のひとつと考えて活用していくのが良いのでしょうね。