ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

エネルギーが貯まってきた長男のこと

こんばんは。

 

双子は今日も庭でサッカーをしました。

今日はパパも参戦。

 

先日よりもちょっと激しく動いて、運動量も多かったので、終わった後はみんなバテバテ。

でも良い表情で「楽しかった~!」と次男。

長男も満足そうでした。

明日は身体がガタガタかもね。

 

目に見えてエネルギーが貯まってきた長男

 

最近の長男は、傍目にもわかるくらいエネルギーが貯まってきている気がします。

行動の端々にそれが垣間見える。

 

毎朝きっかり6時に起きてくる

長男から散歩に誘ってくる

自らお手伝いをする

頼み事(誰か電気つけて!みたいなちょっとしたこと)をした時に、パッと動ける

出かける時の準備が早い(本人比)

毎日お風呂で熱唱

自分で意思決定できる

などなど。

 

能動的な行動が増えているという感じ。

考え方もポジティブになってきたような気がします。

 

一方で、イヤなことはイヤ、休みたいときは休みたいということを、はっきりと伝えてきます。

これもとても大事なことですよね。

やる時はやる、でも無理はしない。

少しメリハリが出てきました。

 

学校のことに関しても。

先生に聞いた話では、昼休みの過ごし方が以前と違うみたい。

以前は先生とお話していることが多かったけど、最近はクラスの子たちに囲まれて遊んでいるそうです。

「所属感が出てきた気がします」と、先生はおっしゃっていました。

 

支援級は少人数で、学年も個性もバラバラな子たちの集団です。

だけど、だからこそお互いの違いを尊重できる雰囲気があり、アットホームな感じ。

そんな中で6年生の長男は、優しくて色々物知りなお兄さん的存在らしく、年下の子たちが慕ってくれているのだとか。

嬉しいことだし、自信になりますよね。

 

もちろん、エネルギーが貯まってきているからといって、毎日フル登校するとか、勉強をバリバリするようになるわけではないと思います。

でも、エアコンみたいなもので、起動する時が一番エネルギーを消費する。

それでも枯渇してしまわないだけのエネルギーがあるから、楽しく過ごせているのだと思います。

今ここで焦らずに、長男のペースで動き出して欲しいです。

 

自分のことがわかってきた

 

長男の元気が出てきたのは、本人の意思を尊重して生活したり、じっくり話を聞いてあげたり、…という日々の積み重ねが根底にあるからだと思います

でも、その他にも考えられる要素があります。

 

自分のことがわかってきて、自信がついてきたのでは? 

 

長男には発達の凸凹があります。

成長と共に、凸凹具合が顕著に現れるようになってきた気がします。(それでも内実を知らないとたぶん端からはわからない)

 

おかげで自分の得意不得意について、長男自身がかなり自覚するようになりました。

これは苦手だけど、まぁ仕方ない。

でも、これなら超得意!

と認識しています。

得意なことについては、少しずつ自信がついてきています。

 

 

 

自信がついたことで、次男と自分を比べたり、次男に依存することも 少なくなってきています。

双子で不登校になって、最も厄介だったことのひとつが、次男に対する依存心でした。

自分は自分、次男は次男と思えるようになりつつあるのは、とても良い傾向だと思う。

精神的に自立することが更なる自信に繋がり、色々なことを楽しめるようになるんじゃないかなぁ。

 

なんだか、冬の寒さが続いていた日々の中で、ふっと寒さが和らいだような。

春の到来を予感させるような。

今、ちょっとそんな気持ちです。

 

でも、焦らないように。

ゆっくりゆっくり、ですね。