ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校の子にちゃんと目を向けてくれるありがたみ

こんにちは。

 

今日の双子は家でまったり過ごしています。

週に数回の登校ですが、最近、すごく頑張っています。

週末になると疲れも出てくる様子。

昨日の夕方の時点で「明日はお休みにしちゃおう」と決めました。

朝から粘土をしたり、自分で作った塗り絵の色塗りをしたり、ゲームをしたり、楽しそうに過ごしています。

 

6年生前期の通知表

 

昨日は2人とも給食を食べに登校し、前期の通知表を貰ってきました。

 

双子はずっと授業に出ていないため、本来ならば通知表で評価されるものは何もありません。

でも、6年生になってからは家で細々と学習プリントをやって提出しているので、数個ですが〇(3段階評価の真ん中)を頂きました。

先生が文章で記入する道徳も、家庭での活動も勘案して評価してくださいました。

家で料理をしたり、うさぎや野菜の世話をしたり、先生が直接見ていないけれど、これらが十分成長に寄与していると判断してくださったようです。

長男が先生に家でやったことなどをお話してくれるおかげで、次男まで評価して頂けました。

 

不登校歴が長い双子は、学習に遅れがあります。

でも、プリントはあくまでもそれぞれのペースで。

出来そうなもの、やりたいと思うものを自分で選んでやっています。

理科と社会は6年生の内容、算数は4年生~5年生の内容。

国語は次男は文法しかやりませんが、長男は6年生の読解もやる。

漢字はやらないので、回答がひらがなだらけですが。

だから、学習に関しては穴もいっぱい開いているし、進度も凸凹。

 

不登校で勉強も十分にできていない状態だと、学校の通常のものさしで評価できるところなんて無いに等しい。

それでも通知表で評価を頂けるのは、支援級に所属している恩恵と、校長先生、担任の先生方のご厚意によるものだと思います。

視野が広く柔軟な先生方に恵まれたのは、本当に幸運。

ありがたいことです。

 

不登校初期は、通知表なんて見たくもないと思っていました。

開くのが辛くて、「家庭から学校へ」という通信欄に記入するなんて、何かの罰を受けている気分でした。

 

正直、今は通知表の評価なんて全く気にしていません。

多分、全部が△でも、そりゃそうだよね! と思うだけです。

それでも、我が子が僅かずつでも成長していることに目を向けてくれて、認めて頂けると嬉しいです。

 

親としての自信

 

不登校になって外の世界に子どもの居場所がなくなってしまった時、私は親としての自信をすっかり無くしました。

本当にすっからかんに。

 

人の評価なんてどうでもいいと思う反面、

せっかく我が子が家で何かを頑張っても、良いことをしても、素敵な成長をしても、それを見ているのは親の自分だけなんだ・・・。

誰も見てくれない、認めてくれないって、なんて虚しいんだろう。

と思いました。

子どもたちだけでなく、私自身も居場所を無くしたような思いでした。

 

今は学校の先生方がそれぞれの良さを見つけてくれて、本人にも、私にも言葉で伝えてくれます。

自分の子の良さを誰かに認めてもらえると、親って自分のこと以上に嬉しくなるものですよね。

親にもそういう自信が必要なのだと気づきました。

 

自信満々に前を向いて行こう!! と思えるような類のものではなく、夜道で足元をほんのり照らしてくれる明かりのようなものです。

それでも、あるとないとで全然違う。

ほんのりした自信のおかげで、私も子どもたちも、少しずつ少しずつ進んでいけるのだと思っています。