ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男のSOS

こんにちは。

 

今日の給食は食べに行くのかな? と思っていたけど、エンジンはかからずでした。

「栗入りきのこごはん」美味しそうなのに。

週の前半で、しかも天気が悪いと、どうも腰が重いです。

 

放課後、先生から電話がかかってきました。

「長男くんは、どこでもドアがあればさっと学校に来れそうな気がしますよね」

私もそう思う。

行こうかな、どうしようかな? と考える暇もなく、思い立った時にさっと登校できて、帰りたくなったらさっと帰れたらいいのにね。

 

次男のSOS

 

昨日、子ども部屋から大きな泣き声が聞こえてきました。

 

あ~・・・あれだな。

と心当たりがあり行ってみると、ベッドで布団にくるまった次男が「疲れちゃった・・・」と言って泣いていました。

次男は精神的に疲れると、泣いて発散させるということがよくあります。

 

昨日は学校に行ったわけではないし、家で1日ゆっくりしていました。

疲れるようなことは特にしていません。

でも、最近調子が良い長男につられて、なんとなく家全体が長男のペースになってしまっていたのがしんどかったみたい。

 

正直、こうなる予感はしていました。

次男は次男のペースでいいんだよ。

と常々言い聞かせているけれど、長男のペースに影響されることは少なからずあったと思う。

 

気をつけていても、本当に上手くいきません。

双子って難しい・・・。

 

長男が学校に行ったり、私と料理したり、散歩したりしている時、次男はひとりでゲームをしながら悶々としているのだと思います。

たまに一緒に頑張ってみるけど、やっぱり無理をしているのかも。

長男が学校であったこと、散歩や料理のことを楽しく話している時、次男はどういう気持ちで聞いているんだろう。

 

長男は自主的にゲームの時間を抑えようと努力していて、困ったことにそれを次男にも要求します。

「次男もゲーム以外のことを何かしなよ」と1日に何度も言ったり。

自分が家でお手伝いをすれば、やっぱり「次男も手伝いなよ」と要求します。

長男は、自分が頑張っているのに次男が何もしないのは不公平だと思っています。

 

私が「次男には次男のペースがあるからいいんだよ」と言えば、長男は不公平を訴えてくる。

長男に「手伝ってくれてありがとね。助かるよ」と声を掛ければ、次男が劣等感を抱く。

母は板挟み状態です。

 

長男は長男、次男は次男。

それぞれが自分のペースで、自分のできることをやればいい。

とてもシンプルなはずなのに、四六時中一緒に居すぎて境界が薄いのか、特性的に線を引けないのか、とにかく難しいです。

 

でも、次男がちゃんとSOSを出せたのは良かったな。

私も長男のペースに合わせ過ぎたと反省。

なかなか歩調を合わせられないけど、次男のペースも気長に見守らなくては。

 

頼りにされることで救われました

 

気持ちの落ちてしまった次男を引き上げてくれたのは、夫でした。

 

スマホの機種変更をした夫。

夫は控えめに言っても機械音痴で、データの引継ぎやら、新スマホを使いやすくカスタマイズするのが苦手です。

どこをどういじれば良いのかわからず、全て私に聞いてきます。

 

そこで「スマホのことなら次男に聞きなよ。私より詳しいよ!」とオススメしました。

最初は半信半疑だった夫。

次男「文字の大きさ変えたいなら、ユーザー補助だよ」

  「通知の種類で音変えたいの? それならね・・・」

  「画面の自動消灯の時間は、ここで変えられるよ」

と、熱心に、しかも詳しく正確に教えてくれる次男に脱帽でした。

 

次男はまだ自分のスマホを持っているわけではありません。

私の古いスマホタブレットを使って、いつの間にか色々習得していました。

なんでそんなこと知ってるの?! と、私も不思議に思うほど詳しい。

Androidスマホのホーム画面が、iPhone風の画面に変えられていたこともありました。(次男は将来買うならiPhoneがいいらしい)

ゲームをやっていても設定をよくいじっているから、設定を色々変えるのが好きなのかな。

 

ひとから頼られるって、自信になります。

パパからの信頼を得て頼られた次男は、とても嬉しそうでした。