ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

次男が教えてくれた幼稚園の時の気持ち

こんにちは。

 

週末は良い天気でしたね。

久々に釣りに行ったり、家じゅうのカーテンや網戸を洗ったりと、2日間大忙しで過ごしました。

窓拭きもエアコン掃除もしたいし、秋はやりたいことがいっぱいです。

 

双子は釣りで気持ちよく疲れて、昨日はまったり。

それでも長男は散歩に行き、3kmほど歩きました。

外に出るのが楽しく感じるのだそうです。

引きこもってばかりだった頃に比べて、最近、ちょっと日焼けしたかも♪

 

次男の思い出話

 

次男は小さい頃のことをふと思い出して、話してくれることがあります。

私が覚えていないようなことも多々ある。

その時の状況や気持ちをよく覚えていて感心します。

 

次男「幼稚園の時、ぼくがバスに乗りたくなくて隠れたことあったよね。見つからなくてびっくりした?」

 

あ~、あったね、そういうこと!

 

当時、通園には幼稚園バスを利用しており、朝決まった時間に自宅の前までバスがお迎えに来てくれるスタイルでした。

ある朝、バスの時間になったので外に出ようとすると、次男が見当たらない・・・。

長男に聞いても知らないと言います。

名前を呼びながらトイレや洗面所を見ても次男はいません。

あれ、先に外に出ちゃったの?

玄関に靴はあるし、外に出たのなら玄関ドアの音で気が付くはず。

 

そうこうしているうちに、バスが来てしまったので、長男に靴をはかせて慌てて外へ。

先生に事情を話して、長男だけバスに乗せて見送りました。

 

家の中に戻り、再び次男を捜索。

トイレ、押し入れの中、階段下収納、子ども部屋・・・家じゅうを回ってもいない。

心配になり、外に出て家の周りも一回りしてきました。

慎重な次男が、靴もはかずに私の目を盗んで外に出たということは考えにくい。

そう思い直して、さらに家の中を捜索。

 

いました。

なんと2階の洗面化粧台下の扉の中に。

小さく丸まってすっぽり入っていたんです。

 

洗面化粧台から出てきた次男は、幼稚園に行きたくないと言うわけでもなく、泣くわけでもなく。

しばらくしてから幼稚園に送っていきました。

 

今だから言えること

 

eco「あの時って、幼稚園に行きたくなかったの? あの時の気持ち、覚えてる?」

 

次男「行きたくなかったわけじゃなくて、ママと離れるのが寂しかったんだよ」

 

私は覚えていなかったけど、洗面化粧台に隠れていた次男を怒ることはなかったらしい。

きっと、姿が見えなくなった次男を心配する気持ちの方が大きかったのでしょうね。

 

当時の私は、バスの時間までに2人の身支度を済ませることに必死な毎日でした。

日々をこなすことに精一杯だった。

「早くして!」「もうバス来ちゃうよ!」

手がかかる方に意識が向いていると、もう一人は全然準備ができてない、なんてことも多々あって、声を荒げることもしばしば。

子どものペースに目を向けるなんて、全くできていませんでした。

ゆっくりじっくり気持ちと向き合うこともしてこなかったな。

 

次男は幼稚園の頃からすでに緊張が強くて、たまに登園渋りもしていました。

でも、行ってしまえば楽しく過ごせる。

お友だちにも好かれていて、次男と遊びたいと言ってくれる子が沢山いた。

だから、あまり心配していなかったんです。

今思えば、洗面化粧台に隠れたのは次男のSOSだったのかもしれません。

 

幼少期の双子のことを書いた記事 ↓

eco-hs-o.hatenablog.com

 

小さい頃には言葉にできなかった気持ちを今になって聞くと、あの時にもっと寄り添ってあげていれば良かったと思う。

でも、そう思えるのは、今の私だからなのでしょうね。

そして次男が言葉にできるのも、リアルタイムじゃないからなのかもしれません。

 

今は私と子どもたちの間で、その時々の気持ちを言葉にして話し合うことはよくあります。

でも、もちろんそれが全てではありません。

人の気持ちって簡単じゃないから、本当に言いたいことほど言葉にできなかったりする。

もしかしたら、何年か経った頃に今の気持ちが聞けることもあるのかな。

いつか答え合わせができるといいなと思います。