ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

中学校の支援級説明会

こんにちは。

 

昨日、私と夫で中学校の支援級説明会へ行ってきました。

なんと双子は、給食の時間から説明会後まで、3時間半ほど学校で過ごしました。

 

長男「授業受けなくてもいいなら行こうかな」

次男「ずっと別室にいてもいい?」

と言っていたにも関わらず、長男は理科の授業にバッチリ参加。

次男も別室でひとりで過ごすのはつまらなかったようで、音楽と理科の授業に半分ほど顔を出したようです。

クラスの女の子とも遊んだらしい。

家に帰ったら「疲れた~」と倒れ込んでいたけど、楽しく過ごせたようです。

 

中学校の支援級説明会

 

双子を小学校に送った足で、私と夫は中学校へ。

私は吹奏楽部の定期演奏会を聴きに何度か行ったことがありますが、中学校の校舎内に足を踏み入れるのは、これが初めて。

ちょうど昼休みの時間で、校舎内はザワザワしていました。

でも、さすがに中学生だと小学校のザワザワとはやっぱり違いますね。

 

前半は授業の見学。

自閉情緒クラスは、担任の先生による国語の授業でした。

現在7人在籍しているそうですが、授業を受けていたのは3人。

人目が気になって落ち着かないというタイプの子も多い自閉情緒クラス。

どこの誰ともわからない保護者が見学に来るなんて、そりゃイヤですよね。

うちの子たちなら、そんな日は絶対に行かないだろうと思います。

 

授業を受けていたお子さんたち、和気あいあいと仲が良さそうでした。

小学校でもそうだけど、支援級は慣れてくると、少人数ならではのアットホームな雰囲気があります。

 

教室の広さは通常の教室の半分くらい。

綺麗で落ち着いた部屋でした。

掲示物とかも少ないのは、視覚情報が多すぎると落ち着かない子への配慮かな。

 

後半、知的クラスと合同で、特別支援学級の概要説明がありました。

社会的自立を目的としていること、カリキュラムのこと、卒業後の進路のことなど。

 

気になったのは、卒業後の進路のこと。

支援級を卒業して「定時制通信制を含む高等学校」に進学した子が、過去3年間でゼロ。(知的・自閉情緒合わせて)

自閉情緒クラスが出来たのが昨年のことなので、実績がないだけ?

普通高校以外の高校進学に関しては、あまり積極的な指導をしていないのかしら。

「今年の3年生は進路希望の傾向が変わってきている」ともおっしゃっていたので、定時制通信制高校への道筋ができてくるのはこれからかもしれません。

 

障害者手帳療育手帳精神障害者保健福祉手帳など)の取得をお勧めします、というお話もありました。

あまり考えたことがなかったけど、児童精神科の受診の時に聞いてみようと思います。

 

最後に質疑の時間があったので、自閉情緒クラスの先生と少しお話しました。

自閉情緒クラスは、1日中登校できる子、毎日登校できる子は少ないとのこと。

交流級で通常の授業を受けている子も、今はいないそうです。

子どもの気持ちを大事にして、様子を見ながら一歩ずつ、という基本的な姿勢は、小学校と同じように感じました。

ちょっと安心。

 

夫と一緒に説明会へ行った理由

 

うちの双子は小学校4年生までは通常級に在籍していました。

昨年、自閉情緒学級が新設されたのを機に転籍し、今は2年目です。

 

夫は支援級がそもそもどんな方針で学級運営されているのか、実情はどんなものなのか、よくわかっていません。

(少人数のクラス、個別指導、とにかく柔軟に対応してくれる…程度の認識です)

 

でも、支援を必要としている子を持つ親として、やっぱり知っておいて欲しいと思ったのが一番の理由です。

特に中学校の場合、卒業後の進路にも関わってくるので、概要を把握しておいて欲しかったんです。

 

先月児童精神科を受診した際には、主治医からも「ぜひご主人にも行ってもらうといいよ」と、背中を押されました。

夫が子どもたちのことに向き合っている姿を、子どもに見せるチャンスだそうです。

 

最近の夫は、長男はともかく、次男は学校以外の居場所を探した方が良いのでは? と感じているそうです。

だから支援級を実際に見てきた感想も、

「何を目的に学校に行くか、だよね。次男が行きたくなる要素は、特にないんじゃない?」

と、他人事のように話していました。

 

正直、私も夫の言う通りだとは思います。

期待したいような、期待を持っても仕方がないような・・・。

始まってみなければわからない、ということだけは確かですね。