ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

人目を気にする次男 親子3人の修学旅行

こんにちは。

 

今日も長男は給食を食べに登校しました。

黒板に修学旅行の思い出の絵を描いてきたそうです。

なんだかいい調子。

 

次男は最近よくアプリでお絵描きをしています。

我が家は以前から階段の壁に子どもたちの絵や作品を飾っているのですが、次男が

「階段ギャラリーに飾る絵って、アプリで描いたのでもいいの?」

と聞いてきました。

もちろん、なんでもOK。

自分から飾りたいと思えるような絵が描けそうなのかしら♪

 

家族で修学旅行

 

長男が参加した修学旅行の2日目、不参加だった次男は家族で修学旅行に行きました。

夫と私と次男の、親子3人旅。

行き先は修学旅行のコースにも入っている水族館。

コロナでずっと遠出していなかったので、みんな楽しみにしていました。

 

もともとは現地で修学旅行に合流することも考えていた次男。

でも、どうしても同級生と顔を合わせるのは怖いと言います。

せっかく行っても不安で楽しめなかったら、あまりに哀しい。

安心して楽しくお出かけすることを優先に考え、修学旅行のタイムスケジュールとは時間をずらして水族館をまわる計画で、朝早く家を出ました。

 

水族館をゆっくり楽しむはずが…

 

ほぼ定刻通り、水族館オープンと同時に到着して入館。

長男や同級生たちが水族館に到着するまで1時間半ほど。

ゆっくり館内を見学するつもりでした。

 

ところが、私が展示をゆっくり見ていると「早く行こう」と手をグイグイ引っ張られ、先を促されました。

展示をじっくり見ようと言う感じではなく、みんなが来たらどうしようと、時間をすごく気にしていました。

eco「みんなが来るまで、まだ1時間以上あるよ。大丈夫だよ」

と声を掛けても

次男「でも・・・」

 

しばらくすると、うちの学校ではない子どもの集団が急に増えてきたんです。

恐らく他校の修学旅行か校外学習の団体様。

館内に人が増えたことで、さらに落ち着かない様子の次男。

 

イルカやカワウソなど、せっかく次男も好きそうな可愛い動物がいるコーナーさえさっと通り過ぎ、人の波から逃げるようにして売店へ。

売店でも、人が増えて来ないうちに早く立ち去りたいという気持ちが明らかでした。

欲しいぬいぐるみを即決して(それでも顔つきの可愛い子を選ぶのは忘れない)すぐにお店を出ました。

 

結局、水族館に滞在したのは1時間足らず。

まだ朝の10時前に帰路につきました。

 

社会不安障害があることを再認識

 

帰りの車の中で「水族館楽しかった。連れて来てくれてありがとう」と言う次男。

 

・・・本当に楽しかった?

 

口には出しませんが、本当に楽しんでいるようには見えなかったです。

私と夫が悲しまないように、「楽しかった」と言ってくれたんでしょう?

 

想像以上に人の目を気にして、明らかに落ち着かない次男の姿(端から見たら挙動不審)は、ショックでした。

 

次男は正式な診断を受けているわけではありませんが、児童精神科の先生から「社会不安障害(社交不安障害)」だろうと言われたことがあります。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

不登校の子には珍しくないとも言われたので、そこまで深刻なものと考えていませんでしたが、水族館での様子を振り返ると、間違いないのだろうと思います。

そして、私が考えていたよりも状態は良くないのかもしれません。

 

私とイオンや大きな公園には行けます。

近所を散歩するのはイヤで、家から少し離れた場所なら散歩できます。

 

同級生や近所の人の目、同年代の人の目が極度に気になる。

多少慣れている場所の方が安心。

そういうこと?

 

よくよく考えてみると、数年前にも思い当たる節はありました。

初めて入るファミレスに入ったら落ち着かなくなってしまい、注文前に退店。

某大学の学園祭に遊びに行って具合が悪くなってしまった、など。

コロナ禍で行動が制限されて、人が多く、慣れない場所に行く機会がほとんどなかったことで、困りごとが見えなくなっていただけなのかもしれません。

もしくは、機会が激減したせいで状態が悪くなってしまったのかも。

 

次男が言葉通りに水族館を楽しめたとは思えないけれど、パパとママをひとり占めしてお出掛けできたことは、少しは楽しめたかな・・・。

サービスエリアで夫にソフトクリームを買ってもらって

次男「長男には内緒ね」

と、いたずらっぽい笑顔で食べていたのが、本来の次男だなぁと思うのです。