ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

不登校の子「もっと外に出て欲しい」

こんにちは。

 

長男、昨日は放課後登校し、今日はお休みです。

修学旅行が終わってから3日連続登校して、さすがにお疲れかな。

 

先生は「今が背中を押す時なのかも」と嬉しそうに仰っていましたが、私はうーん、という感じ。

確かに、不登校対応で「調子が良い時は少し背中を押してあげることも大事」と書いてある本もあります。

でも、背中を押すってどのくらい? どうやって?

すごく難しいです。

我が家にはマイペースに日々を過ごしている次男もいます。

背中を押すって、静観するよりもずっとずっと難しい。

 

次男にも外に出て欲しい

 

長男の調子が良い一方で、次男は1週間近く外に出ていません。

修学旅行の2日目に水族館に出掛けて以来、家にひきこもって過ごしています。

好きなことをして元気にはしていますが、水族館に出掛けたことで想像以上に疲れてしまったのかもしれません。

 

eco-hs-o.hatenablog.com

 

そんな次男の様子を見兼ねて「もう少し外に出なよ」と言い出した夫と、昨晩久しぶりに口論になってしまいました。

 

もっと外に出て欲しい。

ひとりでは出られないなら、長男と私が外に出る時に一緒に出ればいい。

というのが夫の考えです。

 

私は長男が学校や散歩に行く時に、一応次男にも「どうする?」と声を掛けています。

次男が自分の意思で選べるように、ニュアンスには気をつけながら。

 

次男には次男のペースがある。

長男と私のタイミングに合わせてというのは、難しいのでは?

何か目的やきっかけがあれば、自分から外に出ようとすることはできている。

近所の人の目さえ気になる次男にとって、外に出るのは簡単なことではない。

というのが、私の考えです。

 

外に出たくなる理由がない

 

次男に外に出て欲しいという気持ちは、私も夫と同じです。

理想は、次男のペースで、何か目的を持って外に出ること。

 

我が家はスーパーの隣なので、住宅街のわりに日中は人通りがあるんです。

玄関を開けて出る時には、ドアを少し開けてそーっと道路の様子を確認する次男。

顔見知りのおばちゃんとかに見られるだけでも、本当にイヤなのだと思います。

 

そもそも、これといった目的なく外に出るにはエネルギーも必要なのでしょう。

次男のペースではなく、長男のペースに合わせるとなると尚更です。

 

逆に何か目的がある時は、外に出るのをいやがるわけではありません。

長男を修学旅行のバスに送っていく。

買いたいものを買うためにイオンに行く。

修学旅行から帰ってくる長男を迎えに行く。

自分から動こうと思った時は、長男のペースに合わせることも苦ではないのでしょうね。

 

大事なのは、次男が少しでも外に出てみようと思える目的やきっかけを作ること。

毎日じゃなくても、少しだけでもいい。

安心して外に出られるようになる下地を作ることだと思います。

 

よく不登校の本には、調子が良くなって元気が出てきたら自分から外へ出ていくと書かれていますよね。

カウンセラーさんや児童精神科の先生からもよく言われることです。

長男を見ていると、確かにそうかも、と感じます。

要するに、次男にとって今はそのタイミングではないのだと思います。

 

 

午後は仕事が休みの夫が、双子を大きな公園に連れて行きました。

夫に「外に出なよ」と言われた次男が「行きたい」と言ったから。

 

昔から夫に対して過適応になってしまう次男。(以前に比べればだいぶ減りました)

パパに「いい子」と思ってもらいたくてがんばる小さい子みたいです。

健気で痛々しいと感じてしまうのは私だけかしら。