ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

社会不安障害 治療をはじめました

こんにちは。

 

どんよりと重たい空の日が続いていますね。

天気は悪いし寒いし、なかなか気持ちが晴れません。

 

こんな時には楽しいことを考えようと、双子はクリスマスプレゼントに何を頼もうか考えています。

次男はワイヤレスヘッドホンが欲しくて、クリスマスに貰おうか、お年玉で買おうか悩んでいる様子。

長男は特に欲しいものが無いみたい。

ずーっと前に欲しがっていた、人をダメにするクッションなんてどうかな。

長男はソファに座る姿勢がとてつもなく悪いんです。(カバーがいつもぐちゃぐちゃ)

こういう方がしっくりくるんじゃないかしら。

 

社会不安障害の治療をはじめました

 

昨日、次男と一緒に児童精神科を受診してきました。

不登校になってから3年以上児童精神科に通っていますが、次男にはこれといった診断名はついていませんでした。

母子分離不安とか適応障害とか、名前をつけようと思えばつけられるんだろうな・・・と思うことは色々あったけど、どれも曖昧なまま。

今回、正式に「社会不安障害」の診断を受け、治療をはじめることになりました。

 

ひとが不安を感じるのは、決して悪いことではありません。

社会の中で生きていくには、危機意識を持つことも大事。

防犯や防災などは、不安があるからこそできる備えです。

生き物が自分の身を守るために搭載しているセンサーのようなものです。

 

ただ、今の次男には過剰な緊張や不安があって、学校に行けない、人と関われない、外に出られないなど、「できない」ことが沢山あります。

とても生きづらく、苦しい状態だと思います。

少しでも本人の生きづらさが和らぐように、適切な治療が必要だと考えています。

 

何に対して不安を感じるのか

 

不安障害には色々な種類があって、診断によって処方薬が変わることもあるそうです。

そのため、先生から「何に対して不安を感じるのか」ヒアリングがありました。

 

次男が極度に緊張したり不安を感じるのは、

人と向き合って話すこと

集団の中で活動すること

同年代の人や近所の人に見られること

人が多い場所(全然知らない人ばかりでも)

初めて行く場所(自然の中だと割と平気)

自分の将来のこと

不登校だということ

 

次男の不安のほとんどが、人と関わることに起因しています。

これが社会不安障害の特徴と一致していることは、素人の私でもわかる。

 

ヒアリングでは、他にもいくつか確認がありました。

Dr.「電車やバスなんかに乗るのは平気? 映画館とか」

全然知らない人ばかりの場所などで不安を感じる場合、広場恐怖症も検討する必要があるのだとか。

Dr.「緊張しすぎてパニックになっちゃうことはある?」

特定の状況下でパニックを起こしてしまう場合は、パニック障害も疑われるそう。

 

3年生の時から不登校、さらに長引くコロナ禍の生活で、次男は「社会生活」と言えるほどの社会生活をほとんどしていません。

電車もバスも2年以上乗っていません。

外出時はほとんど常に私が一緒にいるし、次男が不安になるようなことは極力避けてきたため、パニックを起こすほどの緊張状態に陥ることもありません。

社会生活をほとんどしていない故に、どの不安障害があるのか判断しかねるようです。

 

ただ、パニックについては少し思い当たる節はあります。

不登校になった3年生の時、私が付き添って保健室登校をしていた時期がありました。

たまに教室に行ってみた時や、避難訓練で全校児童が校庭に集まった場面で、急激なお腹の痛みに襲われ、顔面蒼白、しゃがみ込んで泣き出したことが数回ありました。

もしかしたら、あれがパニック症状だったのかも。

今、同じような状況下に身を置いたらどうなるんだろう? と思います。

 

少なくとも社会不安障害であることは間違いない。

もしかしたら、他にも何か併発しているかも、というところだそうです。

 

次男の反応

 

昨日は児童精神科に行く前から緊張がどんどん強くなって、そわそわしていた次男。

待合室に人が沢山いるのも不安。

診察で先生と話をしなければいけないことも不安。

見ていて可哀想になってくるほど、ガチガチでした。

 

診察の間も始終身を硬くしていて。

たぶん先生と目を合わせることもなかったと思います。

でも、私の予想以上に頑張って先生の質問に答えていました。

次男は家ではそれなりによくしゃべる子です。(長男ほどではないけど)

でも、緊張状態のせいか、答えがカタコト。

言葉が足りない部分が多々あって、先生には伝わりにくかったんじゃないかと思います。

 

25分程の診察で、次男と先生のやり取りは15分足らず。

私と先生が話していた10分の間、次男は壁の方を向いて石のように固まっていました。

お薬の処方について聞かれた時も、頷いて意思表示するだけで、もう口を開くことはなかったです。

 

次回の受診は2週間後。

それまで、新たに処方された不安を抑えるお薬を服用して様子見です。

Dr.「できれば不安に感じたことを数値化して記録してみて」

というアドバイスも頂きました。

どんな場面でどれくらい不安を感じるか。

自己理解することが治療の役に立つそうなので、記録してみようと思います。

 

お薬の効果が出て、少しでも気持ちが楽になりますように。