ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

社会不安障害 次男のワクチン接種

こんにちは。

 

やっと金曜日。

最近、なんだか朝起き上がれなくて。

夜はだいぶ眠れるようになったし、5時に目は覚めているのですが。

気持ちが起きたくないという感じ。

週末は少しくらいベッドの中でまどろんでいたいな。

うさぎのこみみの朝ごはんが遅くなると足ダンされるけど。

(うさぎは不満や怒りの感情を表す時に、後ろ足で床を強く「ダンッ」と踏み鳴らします)

 

次男の決意

 

コロナ陽性者数が毎日のように最多人数を更新していますね・・・。

オミクロン株は重症化しにくいと言っても、感染力の強さが凄まじい。

「もはやただの風邪」という意見も多いようだけど、いやいや、風邪だって罹りたくはないし。

我が家はやっぱり極力自粛生活です。

 

夫は医療施設で介護の仕事をしています。

利用者さんは高齢者、且つ基礎疾患がある方も沢山います。

2回のワクチン接種を終えていても、軽症であっても、命に関わることがある。

医療従事者、介護従事者、その家族にとっては、重症化しにくいから大丈夫という話ではないんです。

感染予防には慎重に成らざるを得ません。

 

今のコロナの扱いとしては、家族がひとりでも濃厚接触者に認定されたら出勤停止。

そもそもが人手不足なので、ひとり欠勤したら誰か補充しないと仕事が回らない。

ここ最近の夫は、休みの日でも勤務調整に追われていました・・・。

ストレスでちょっとイライラしているのも伝わってくる。

 

そんな夫の様子を間近で見ていた次男。

ついにワクチンを接種する決意をし、今日1回目のワクチンを打ってきました。

 

双子は昨年10月にワクチン接種対象である12歳になりました。

長男は「コロナに罹りたくない」「11月の修学旅行に少しでも安心して行きたい」と、誕生日を迎えてすぐにワクチンを打ちました。

でも、次男は注射を打つのが怖くて決断できず、接種を保留にしていたのです。

 

次男は学校に行っていないし、日常的な人との接触がほぼありません。

感染のリスクは普通の小学生よりずっと低いと思います。

それでも、万が一感染したら夫の仕事に影響することや、軽症でも後遺症があるかもしれないことなどを考えて、自分で決断しました。

 

不安を和らげるためにしたこと

 

次男は社会不安障害と診断されていますが、対人以外のことでも、全体的に不安が強い傾向にあります。

ワクチンを打つ決断をしたからといって、不安や恐怖が無くなるわけでもなく。

今日は朝から「怖い」「行きたくない」と言いつつ、ゲームをしたり、最近お気に入りの『鋼の錬金術師』のアニメを観て気を紛らわせていました。

 

でも、予約の1時間前になると、ついに何も手につかず・・・。

「お腹痛い」

腕にしがみついてきた次男の不安な気持ちを、私はただただ聞いていました。

1時間ずっと。

 

初めて行く病院に、嫌いな注射を受けに行く。

待合室に人がいるのも怖いし、先生も看護師さんも知らない人。

次男が不安でいっぱいになるのは想定内です。

それでも「やっぱり止める」とは言いませんでした。

 

予約した病院に到着して、不安を少しでも和らげるために私がしたことが3つ。

 

①最初に、病院に入ってからの行動の流れを説明しました。

 だいたいの所要時間も説明して、帰るまでの見通しをつけられるように。

 

②愛用のヘッドホンで、ずっと音楽を聴いていてもらいました。

 好きな音楽に意識を向けることで、周囲の目ばかりに意識が向くのを防ぐため。

 

③看護師さん、お医者さんに、社会不安障害の治療中であることを伝えました。

 相手は医療関係者。率直に伝えればそれなりの配慮をしてくれます。

 

注射を打つ瞬間、目をぎゅっとつぶってガチガチに緊張していた次男に、看護師さんが「お母さんと手繋いでもいいよ」と声を掛けてくれました。

素直に私の手をぎゅ~っと握りしめてきた次男。

無事、苦手な注射を乗り越えました。

 

接種後の感想は、

次男「やってみたら意外と平気だった!」

うんうん、そうだよね。

2回目はもう少し平常心で臨めるかしら。

 

平気な子にとってはたかが注射だろうけど、不安が強い我が子には、もう一大事。

今後、接種年齢が5歳から11歳にも拡大されるようですね。

難しい問題だと思います。

幼い子にワクチンの必要性やリスクを説明するのは大変だし、打つかどうかの判断が結局親に委ねられるとなると迷いますよね。

接種するのがいい、悪いの問題ではなく、親も子も納得して選択できるのが一番だと思います。