ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

社会不安障害 ひとと繋がりたい

こんにちは。

 

今日は長男が2回登校しました。

午前中のお楽しみイベントに参加した後、一度帰宅し、給食の時間に再び登校。

 

少しの時間なんだから、そのまま学校にいてくれたらいいのに。

と思わないわけではない。

本人も効率的でないことはわかっています。

でも、長時間学校にいるのはきつい、合間に一度家に帰って緊張をほぐしたい長男にとっては、「一度帰って、もう一度行きたい」と言えることも大事。

今日は自分のペースで頑張れたことに大満足でした。

 

先生のコメントに返信したい

 

次男は今年に入って一度も登校していません。

でも、どうやら卒業までに学校に顔を出すつもりはあるらしい。

それがいつになることやら・・・。

卒業まで、あとちょうど1ヵ月です。

 

先日、学校から借りているタブレットパソコンに、担任の先生からコメントが送られてきました。

次男が最近、少しずつ算数の勉強に取り組んでいるため、

タブレットを使ってくれてありがとう」

とコメントして下さったんです。

 

コメントを読んだ次男は、

「これ、返信ってできないのかな?」

と、アプリの機能を調べだしました。

 

結果として返信はできなかったのですが、次男が返信しようと考えたことにちょっとびっくりしました。

 

社会不安障害と診断されている次男。

支援級の先生やクラスメイトと会うことに不安があります。

会っていない期間が長くなれば長くなるほど、どうしても不安が強くなってしまう。

一歩を踏み出すには、大きな勇気が必要です。

 

また、次男はリモートでのやり取りも拒絶。

タブレットパソコンで先生と繋がることは可能ですが、カメラに写るのも、会話をするのも拒否します。

 

でも、もしかしたら文字でのやり取りなら、あまり抵抗なくできるのかも。

会話するのは難しくても、文字を使ったコミュニケーションならハードルが下がるのかもしれません。

 

先生とのコミュニケーションを拒絶しているわけではないんだ・・・。

直接だったり、カメラを通して、顔を合わせて会話するのが怖いだけ?

 

次男「返信できたら良かったのに」

 

この一言を聞いたら、次男も先生とコミュニケーションは取りたいと思っているのだと確信しました。

返信機能、あればいいのに!!

 

本当はひとと繋がりたい

 

幼い頃からひとの心の機微に敏感な次男。

ひとに会うのを怖がるのは、もしかしたら、相手の表情や声の感じから感情を読み取りすぎてしまうせいかもしれません。

 

でも、元々の次男の性格を考えると、決してひと嫌いなわけではないと思います。

むしろ、ひととの繋がりを大事にしたいタイプ。

 

支援級の先生やクラスメイトに対しても、強い思い入れがあります。

卒業までに、これまでの感謝の気持ちを伝えたいそう。

今年度はほとんど登校していないけど、それでも大事なクラスメイトなのだそうです。

 

ひとと接するのが怖くて不安でも、繋がりたい気持ちは強いんですね。

 

社会不安障害の治療には、数年単位の時間がかかるかもしれません。

まずは身近な大事なひとと繋がること。

それが自信になって、少しずつ外に目を向けられたらいいな。

 

次男がオンラインゲームでお友だちと楽しく遊べるようになったのは、ごく最近のことです。

最初はボイスチャットも怖くてできませんでした。

でも、今はすごく楽しいそうです。

お友だちの輪も少しだけ広がりました。

そのうち、彼らと会って同じ時間を共有したいと思うかもしれない。

これを成功体験と捉えて、繋がる楽しさを感じて欲しいです。