ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

自分のペースを守るって難しい

こんばんは。

 

今日は給食を食べに登校し、夕方からはいつも通りお友だちとオンラインゲームを始めた長男。

どうやら今日から年度末までずっと下校時刻が早いそうで、お友だちから「なんで遅かったの?」と聞かれていました。

そんなこと、全然気づいていなかった我が家・・・。

あ~、もうすぐ年度末なんですね。

 

それぞれのペース

 

長男が登校の準備をしていた時、こんな会話が聞こえてきました。

 

長男「次男は今から何するの? いいね。ずっと休んでて」

次男「ぼくにはぼくのペースがあるの」

長男「そんなこと言って、全然学校行かないじゃん。中学、行く気ある?」

次男「・・・」

次男は黙り込んで、哀しそうな顔をしていました。

 

私はつい、心の中で思い切り大きなため息。

双子の間でこういうこと、よくあります。

 

長男は長男、次男は次男のペースで頑張れば良い。

それぞれの居場所が見つけて欲しい。

私はそう考えているし、日頃から2人に言葉で伝えています。

 

それでも、長男の中には次男も自分と同じように頑張って欲しいという気持ちが根深くあるんですよね。

 

ずっと休んでいる次男を羨ましく思うなら、長男も行かないという選択をすればいい。

でも、未来の自分のために学校に行った方がいい。

長男はそう考えて、自分を奮い立たせて少しずつでも登校する選択をしています。

立派な意思だと思います。

長男なら、自分のペースで中学校にも通うことができるんじゃないかな。

 

でもね、次男を同じペースに引っ張り上げようと思っても、それは難しい。

 

自分のペースでいい

 

次男は社会不安障害と診断されています。

学校が怖くて、人に会うことも怖くて、ほとんど家から出ようとしません。

それでも最近は、お友だちとゲームを楽しんだり、ぬいぐるみを作ったり、掃除や整理整頓をしたり、だいぶ安定した生活ができています。

 

次男には今の安定感がとてもとても大事で。

不安が強い次男は、安心できる生活をじっくり積み重ねていかないと、なかなか気持ちが外に向いて行かないのだと思います。

 

次男は長男が学校に行く姿を見るだけでも、心がザワザワと揺れているでしょうね。

掛けられた言葉に傷ついてもいると思います。

自分のペースを守りたいのに、長男に乱されてしまう。

次男が一瞬見せた哀しそうな顔が脳裏から消えません。

 

ただ、私が次男を擁護すればいいかというと、それも違って。

お互いが「自分のペースでいいんだ」と思えるようになることが、一番大事なんじゃないかな。

 

自分のペースを守って生きていくって、言葉で言うほど簡単じゃないですね。