ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

社会不安障害 次男の成功体験

こんにちは。

 

珍しく月曜日から給食の時間に登校した長男。

いつもの通り昼休み後にお迎えに行こうとしたら、先生から電話がかかってきました。

先生「5時間目もいられそうです。お楽しみ会やるので!」

 

気づけば10日後には卒業式。

同級生はほとんどの子が同じ公立中学に進学するけど、支援級の下級生たちとはお別れです。

もちろん先生方とも。

楽しく過ごせるなら、思い出作りしておいで(^^)

 

スモールステップで、自分のペースで

 

日曜日だった昨日、双子はお友だちの家に遊びに行きました。

集まったのは男の子5人。

フォートナイトで毎日一緒に遊んでいる子たちです。

 

これ、我が家にとってはものすごいことです。

修学旅行に参加することができた長男はともかく、次男が5人もの集団の中に身を置いたのはいつ以来だろう・・・。

本当に本当に久しぶりのことです。

 

社会不安障害の治療中の次男。

今学期は一度も登校していないし、外出も数えるほどしかしていません。

家族以外の人との会話もほぼありません。

でも、少し前からお友だちとボイスチャットしながらゲームができるようになりました。

 

最初は元々仲の良いお友だちとだけ。

ボイチャもなしで。

だんだんボイチャで話せるようになり、お友だちが1人増え、2人増え・・・。

それがとても優しくて穏やかなメンバーで。

今ではすっかり心を開いて、毎日楽しくゲームをしています。

疲れると離脱したり、ボイチャをOFFにしていることもあるけど。

 

お友だちと遊ぶ楽しさを思い出した次男を見ていた私は、密かに願っていました。

いつかリアルで一緒に遊べるようになったらいいなぁって。

それが現実のものになりました。

 

まさにスモールステップで、自分のペースで殻を破ったという感じ。

あぁ、次男はちゃんと自分で前に進めるんだなぁ。

なんだか感動でした。

 

成功体験

 

遊びに行く前の次男は、やっぱり少し不安そうでした。

「行けるかわからないけど・・・」と言って、ちょっとソワソワ。

でも、怖い気持ちに楽しみが勝ったのでしょうね。

お友だちから一歩を踏み出す勇気を貰ったのだと思います。

 

お友だちの力ってすごい。

ゲームってすごい。

親や学校の先生や専門医があれこれ考えて出来る限りのサポートをしても、力が及ばないことはいくらでもあるのに。

不安や心配事は、私が頑張ったところでどうにもならないのに。

 

遊びに行ったお宅が、行き慣れているお家だったことも安心材料のひとつでした。

3時間ほど5人でゲームをしたり、外で鬼ごっこをして遊んだそうです。

(運動不足の双子は筋肉痛になりました・・・)

 

ちょっと疲れは感じたようだけど、とっても楽しかったみたい♪

もちろん長男も大満足。

今日も飽きもせずに同じメンバーでゲームをしているけど、実際に集まって遊ぶのはまた違う楽しさがあるのでしょうね。

 

ただお友だちと遊んだだけ。

みんな当たり前にやっているし、次男だって不登校になる前は普通にやっていたこと。

でも、次男にとっては立派な成功体験だと思います。

 

少しずつ少しずつ安心を積み重ねて、やっと踏み出した一歩。

本人も嬉しかったと思います。

その喜びと自信が、また次の一歩への糧になればいい。

ゆっくりいこうね。