ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

双子とおやすみなさいの儀式

こんにちは。

 

だいぶ春らしい陽気になりましたね。

長男が早咲きの桜を見てしみじみと「三寒四温だねぇ」と一言。

なんだか縁側でお茶を飲んでいるおじいちゃんみたいだよ・・・。

 

今日、学校では6年生を送る会があったようですが、それには参加せず。

長男があと登校するのは、修了式くらいかな。

次男は修了式の前日、放課後に先生に会いに行く予定です。

 

おやすみなさいの儀式

 

毎晩、双子が寝に行く時、我が家ではおやすみなさいの儀式があります。

長男はこの儀式を済ませないとベッドに入りません。

 

「今日もお疲れ様。

 大好きだよ。

 いい夢見てね。

 おやすみ」

長男はこの4倍くらいのセリフを一言一句違わずに、毎晩必ず言うんです。

途中で「あ、薬飲まなきゃ」とか途切れることがあると、最初からやり直し。

 

次男は長男に比べればだいぶシンプル。

儀式というほどのこだわりもありません。

「いい夢見てね。おやすみ~」くらい。

 

子どもたちの不安が強くて調子が悪かった時は、毎晩寝付くまで私が付き添っていました。

私も夜くらい自分の時間が欲しい、今日は早く寝たいのに、と思いつつ。

一体いつまで私が付き合わないといけないんだろうと、その状態がずっと続くような気がしていました。

 

でも、心の調子が良くなってきたら、自然と付き添いは必要なくなりました。.

寝る前に2人で遊んだり、ベッドサイドの小さな明かりだけ点けておしゃべりすることもあるようです。

最近は私の方が先に寝ちゃうことも多々ある。

 

正直、この儀式もいつまで続くのかなぁと思うこともあります。

1分でも早くベッドに入りたい時なんかは、聞いているだけでも面倒に感じてしまう。

 

でも、長男にとって寝る前の儀式は「安心」の確認なのでしょうね。

儀式を必要としなくなる時が、いずれ自然に来るんじゃないかなぁ。

そう思って、今は付き合っています。

 

双子の間にも儀式があるらしい

 

このおやすみなさいの儀式、実は双子の間でもやっているそうです。

もう寝ようか、とお互いがベッドに入って電気を消した後に。

 

長男「次男、大好きだよ」

次男「ぼくも大好きだよ」

長男「いい夢見てね」

次男「ぽーちゃんもね」(次男は長男をよく「ぽーちゃん」と呼びます)

長男「おやすみー」

次男「おやすみー」

 

・・・想像できます?

次男からこの話を聞いた私は、お腹を抱えて大爆笑でした。

しょっちゅうケンカしているのに、どれだけ仲良しなんでしょう。

 

でも、ちょっと安心しました。

同い年の兄弟がいる良さって、自分をさらけ出せる相手がすぐそばにいることかも。

年の離れた兄弟や親には虚勢を張りたくなってくるお年頃。(我が家はそんな感じは一切ないですが)

赤ちゃんの時からずっと一緒で、ケンカもいっぱいしながらお互いのことを受け止め合ってきた相方の前では、素でいられるのでしょうね。

 

双子を12年育てていても、やっぱり双子の感覚はわかりません。