ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

社会不安障害 次男は入学式終了後に学校へ

こんにちは。

 

入学式の疲れを癒やすためにのんびり休もうと思っていたら、次男から「庭の手入れしよう」とお誘いがありました。

確かに、雑草が勢いよく伸びてきて私も気になる。

 

長男も入れて3人で庭に出て、1時間弱芝刈りをしました。

その後、長男は庭に折り畳みチェアーを持ってきて花壇のお花をスケッチ。

 

入学式後で疲れ切っているかと思ったら、双子は意外なほど元気です♪

 

 

入学式後に学校へ

 

さて、ここからは入学式の日の次男のお話です。

 

入学式の数日前から不安が大きくなっていた次男。

当日は朝から気持ちが不安定でした。

予定ではみんなが式典の最中にこそっと支援級の教室で行くという段取りだったけど、とにかく怖い気持ちが膨れ上がってしまって。

 

みんなが体育館で式典をやっている。

保護者も沢山いる。

学級活動って何をするの? いつ帰れるの?

行きはこっそり教室まで行けたとして、帰りは本当に誰にも会わずに帰れる?

支援級のクラスメイトはともかく、保護者もいるのは怖い。

 

事前にある程度の流れは聞いていたけれど、私も全て細かく想定できているわけではありません。

でも、そういう細かいことがわからないと不安でたまらないのが次男です。

どれだけ先のことまで詳細に知れば安心できるのでしょうね。

(この想像力、危機管理の分野とかで活かせたら役立ちそう・・・)

 

そんなわけで、次男は入学式終了後、生徒が帰宅してから先生にご挨拶に行くことに。

「先生に会うだけなら頑張る」と言うので、うんうん、それで十分! と、私は思っていました。

 

でも、それに異を唱えたのが夫です。

夫「最初に行けなかったら、またずっと行けないよね? なにも式典に出るわけじゃないし、支援級の子がいるだけなんだからがんばって行こうよ」

 

不登校初期に比べたら夫の考え方はずっと軟化したものの、根本的なところはなかなか変わらない。

そもそも、次男がどれだけの不安を抱えているか、想像することを怠るんです。

入学式直前の最悪なタイミングでの登校刺激。

 

もう呆れて夫に対する言葉も出なかった私は、次男に

「パパの顔色を見て頑張る必要はないからね」

と言ってしまいました。

 

次男ができると思えるところまでハードルを下げていい。

無理だと思うなら、今日先生に会いに行かなくてもいい。

でも、全く行かないことも不安なら、みんなが帰った後に会いに行くのが一番現実的な落としどころじゃないかな。

と話し、最終的に次男の意思で決めてもらいました。

 

制服への抵抗感

 

入学式終了後に登校すると決めたものの、長男と私が帰宅してもなかなか動き出そうとしない次男。

制服を着ることに、とても抵抗感があって。

 

次男「なんで中学には制服があるの? なんで着ないといけないの?」

 

eco-hs-o.hatenablog.com

 

次男はただ指示された通りに動くこと、みんなと同じように振舞うよう求められることが苦痛で、不登校の根本もそこにあるのではないかと思います。

制服は集団行動や同調性の象徴、その最たるもの。

着ることに抵抗感を抱くのは無理もないのかもしれません。

 

次男「ぼくは学校が向いてないんだと思う・・・」

 

それでも全く行かないという決断もできなくて、私服で行けるほど割り切れなくて、かなり渋りながら制服を着ました。

もしかしたら、制服に袖を通すのはこれが最初で最後かも。

そんな悲観的な考えが頭をよぎったけれど、1度でも袖を通せたのだから買って良かったのかな。

 

想定外

 

次男は支援級の教室へ行き、担任の先生と会って、配布物を受け取って帰ってくるつもりでした。

 

ところが、職員玄関で出迎えてくれたのは3名の先生。

会う先生は1人だと思っていた次男にとっては、もう既に想定外です。

 

うちの中学では、3クラスある支援級全体を、3名の先生でみるという体制を基本としているようです。

(便宜上、所属クラスの担任は決まっています)

 

教室で3名の先生に囲まれ、完全に萎縮してしまった次男。

先生方はとっても優しく話しかけてくれて、次男の様子を見つつ言葉も選んでくれていたと思います。

でも、次男は視線が泳いで、息が止まりそうな緊張感。

今にもパニック症状を起こすのではないかと思うほど、苦しそうにしていました。

 

途中、さらなる想定外が。

なんとわざわざ校長先生がいらして、声を掛けてくださいました。

「よく来てくれたね。少しずつでいいからね。次男くんのことを先生たちに教えてください」

視線を下げて、まるで小学校1年生に語り掛けるように。

 

感じの良い校長先生で、不登校にも理解があるのでしょう。

入学式後に時間を割いて下さったのは、ありがたいことです。

でも、内心、すごく違和感がありました。

 

新しい環境と初対面の人に怯えきっている次男は、中学生と思えないほど弱々しく、幼く、頼りない存在に見えたと思います。

小さい子にするように語りかけるのも、わからなくはない。

実際、精神的に幼い部分もまだまだあります。

でも、次男の内面は年相応にしっかりしたところもある。

物事を深く考える、大人びたところもある。

プライドだってあります。

ちゃんと、中学1年生の子として対応して欲しかったです。(次男がどう感じたかはわかりません)

 

前途多難だけど

 

学校での姿には、いつも思いやりがあって、元気に笑ったり歌ったりしゃべったりする次男の本来の姿が微塵も感じられませんでした。

事前に次男の社会不安障害のことは伝えてありましたが、先生方もこれほどとは思っていなかったかも。

中学との新たな関係作りは、もっと慎重にスモールステップで始めるべきだったのかもしれません。

 

家に帰ってからは、制服を脱ぎ捨ててベッドに丸くなり、大号泣でした。

 

当面、学校に行くことはないと思います。

本当は家で学校の話もしたくないけど、長男が頑張っているとそういうわけにもいかず…。

夫も次男のことは腫れ物扱い。

どちらを向いても、前途多難。

 

家では元気に過ごしている次男を見ていると、私は学校に行ってほしいという気持ちにはならないんです。

次男は自分で考えて動きたい子だから。

今後のことは、本人と一緒にじっくり考えていこうと思います。