ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

何があったというわけではないけど、無理。

こんばんは。

 

今日は夫が夜勤です。

最近、私よりも寝るのが遅い双子ですが、夫がいない日は私が寝る時間に合わせて子供部屋へ。

 

自分たちだけでリビングの電気を全て消して2階に上がってくるのが、ちょっと怖いそうです。

私もそういう子どもだったから、気持ちはわかる。

ひとりで夜中まで起きて勉強しているのも怖かったんですよね。

いつ頃から平気になったんだっけ。

 

次男、2度目の適応指導教室

 

昨日、次男と適応指導教室へ行ってきました。

前回行ったのが9月の半ば。

1ヵ月ちょっとの空白がありましたが、今回が2回目。

eco-hs-o.hatenablog.com

 

今回は、今月末に予定されているイベントに申し込むためという目的がありました。

前日に指導員さんから「良かったら少し顔を出しませんか?」と、お誘いの電話を頂いたのがきっかけ。

 

不安が強くて慎重すぎる次男。

何かきっかけや目的がないとなかなか動けません。

1度目が安心できる体験にならなかった場合、2度目は1度目よりも不安が強くなります。

 

それでも次男としては前向きな気持ちで「行ってみる。がんばる」と話していました。

緊張はあったものの、渋ることなく教室へ。

 

行く途中に話し合ったことは、

目的はイベントの申し込み

ママに一緒に居てほしい

今回は15分くらいで帰る(1度目は本人的に頑張りすぎてしまったと感じていたから)

そして、これらのことを私から指導員さんに伝えて欲しい。

 

教室に着くと、指導員さんとボランティアさんが「よく来たね〜!」と迎えて下さいました。

 

次男の敏感さ

 

2度目の適応指導教室からの帰り道。

次男は車の中で泣いていました。

 

「もう行きたくない」

 

教室にいたのはわずか10分ほど。

何があったというわけではありません。

私も近くにいました。

指導員さんたちも優しくしてくれました。

 

でも、次男には無理でした。

ただただ怖くて。

 

何が怖かったのでしょうね。

 

教室にいた人みんなの視線。(スタッフ3人と中学生1人)

指導員さんの声が大きかったこと。

「ここ座って。まず、来た時間を書いて」と指示されたこと。(それが教室の決まりのようです)

「何する?」と答えを求められたこと。

 

どれも特異なことではなく、ごく普通のやり取りだったと思います。

少人数で、子どもの意思を尊重してくれて。

学校に比べたらずっと優しい空気が流れています。

 

でも、次男には全てが矢のように鋭く刺さってしまったのだと思います。

もちろん一度も口を開くことはなく。

冷や汗、泳ぐ視線、クマみたいに落ち着きなく歩き回る…。

とてもその場に留まれる気がしませんでした。

 

何があったというわけではないけど、無理。

この感じは当事者にしかわからない感覚だと思います。

 

居場所探し止めます

 

学校の支援級も、適応指導教室も、恐らくフリースクールの類も、もう「そういう場」が無理なのだと思います。

相手との信頼関係を築く以前の問題。

空気感、感覚みたいなもの。

 

次男「もうどこにも行きたくない。お家にいたい」

 

私は次男の言葉を「そうか、そうだよね」と受け取るのが精一杯でした。

私は学校に行ってほしいという気持ちはなくて、でも、家以外に居場所を見つけて欲しかったんです。

「次男の居場所はお家でいいよ。別の居場所探しはもう止めよう」

喉まで出かけた言葉を、口にできませんでした。

私、まだ覚悟が足りません。

 

家に帰ってから、次男は3時間くらい布団の中でダンゴムシになっていました。

でも、夕方には長男と楽しくマイクラで遊んで、今日は張り切って部屋の模様替え。

引きずっていないわけではないけれど、それなりに気持ちの切り替えができています。

 

もう居場所を探すのは止めて、次男の自ら動き出す力を信じようと思います。