ゆっくりいこう ~不登校ふたりっ子の足跡~

不登校の双子と生きる母の忘備録

型にはめられるのが嫌いな次男

こんばんは。

 

夕方、うさぎのこみみを連れて動物病院へ行ってきました。

こみみは2週間前からコクシジウム症という病気の治療で服薬中です。

再診の結果、治療継続とのこと・・・。

 

身体が小さなうさぎのお薬は、やっと耳かき一杯分あるかないかくらい。

吹いたら飛んで消えてしまいそうなほど少量です。

水に溶いてシリンジで与えて、本当に効くの? と思うほど。

 

おまけに抱っこされるのが苦手なこみみが大人しく薬を飲んでくれるわけもなく。

全力で逃げようとするこみみと毎日2回も格闘しています。

まだしばらく格闘は続きそう。

 

2人でお昼ご飯を調達してみたら?

 

明日、私は朝から出掛ける予定があり、夫は仕事。

双子はお昼過ぎまでお留守番です。

 

いつもだったら簡単なお弁当を置いて出掛けるのですが、

「たまには自分たちでお昼ご飯を調達してみたら?」

と提案してみました。

 

現在中1の我が家の双子、ひとりでコンビニで買い物をしたことがありません。

ふたりでもありません。

不登校で不安が強く、そもそも子どもだけで出掛ける機会がほぼないので。

 

外が気持ち良い季節だし、土曜日なら中学生が日中に出歩いていても人目を引きません。(平日だと未だに人目を気にします)

せっかくの機会なので、散歩がてらコンビニ(徒歩3分)にお昼でも買いに行かないかなぁと思ったわけです。

 

ところが、外に出ること自体に不安がある次男は、私が無理難題を押し付けているように捉えてしまったようで。

「ひどいよ。そんなの無理。怖いし。ごはんいらない。飢えて待ってる」

と、怒り出してしまいました。

 

買い物の経験がないわけではないんです。

家の隣にあるスーパーにお使いに行ってもらったことはあります。

ただし、次男は不登校になる前のことなので、もう4年以上前。

不安があるのは当然ですね。

 

もちろん、何が何でも買いに行くように言ったつもりは全然ありません。

家に買い置きしてあるパンや冷凍食品を食べてもいいし、もちろん何か作って食べてもOK。

飢えて待ってるって・・・。

 

一方の長男は、少しドキドキしつつも「予算内なら好きなもの買っていいんでしょ?」と、ワクワクしています。

私も子どもの頃、自分でお昼ごはんを選んで買えるのってちょっと嬉しかった覚えがあります。

 

でも、次男は不安の方がずっと強い。

そういうことなのでしょうね。

 

型にはめられたくない

 

色々なことに敏感で多感な次男。

 

普通を求められること

年相応の言動を期待されること

ジェンダーバイアスを押しつけられること

一般論や常識を押しつけられること

などに、強い拒絶反応を示します。

 

要するに、ある種の型、枠組みにはめられることをとても嫌がります。

 

誰にでもそういう経験はあると思うし、思春期ってそもそもそういう時期のような気もします。

ただ、次男はその傾向が顕著で、今に始まったことではありません。

 

次男は私の提案の根底に

コンビニでお昼を買うくらいのことはして欲しい。

もう中学生なんだからできて当たり前。

小学生でもコンビニで買い物する子はいる。

みたいな思惑があるように感じて、とてもショックを受けてしまったのだそうです。

 

実際、行けるんじゃないかなぁ? くらいの気持ちはあったし、それくらい出来て欲しい気持ちもあります。

経験値を上げたら、自信もつくだろうし。

でも、今じゃないんだろうな。

 

結局、お昼前に帰宅予定の夫を待ってコンビニに行くか、家にあるもので適当に済ませてもらうということで話は落ち着きました。

 

ちょっとした言葉のすれ違いで、こんな風に傷つけてしまうことってたまにあります。

無意識のうちに型にはめようとしてしまっているのかな。

反省です。